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映画と文化の6回目です。今日は「ビフォア・ザ・レイン」を紹介します。公開当時はアメリカのアカデミー賞最優秀外国映画賞にノミネートされたりして、騒がれた作品なのですが、日本でも見た人が沢山いるわけではありません。1996年日本公開で、イギリス、フランス、マケドニアの制作ということですが、マケドニアはユーゴスラビアの地方の1つで、離合集散を繰り返してきている地域で、どちらかというと中心的な国として存在してきた国です。それで分かると思いますが、ユーゴスラビアの紛争が背景にあり、その重さで、見ている観客ももちろん重たい映画だと思うのですが、それ以上に映画の作りが面白くて、よく私はこの映画を九大の映画の授業の時に使います。それは今言ったような2つの意味があって、普段見ないような重い作品であること、そし…
 
今日は新年1本目でビジネスに関係した英語表現からスタートです。今まで日本標準産業分類に基づき、産業の分類を日本政府が公式にどういう名前を付けているかということ、それに対してこれは英語で何と表現したらいいのだろうということを、私自身も格闘しながら準備して、その勉強をしようという主旨です。今日は産業名の4回目、工事関係の表現をしたいと思います。最初に、大まかな分け方として、工事業という仕事の分け方です。以下、「業」は省略しようと思います。○○インダストリーと言えば○○業になりますので、「業」は省略しますが、まずは総合工事業と言われているものと、それから職別工事業と言われるものの大きく2つに分かれます。本当は設備工事業というものもあるのですが、今日はそこまでは説明できないと思います。最初のくくりで…
 
前回は、理想的なリーダーのあり方は文化によって異なるということについて、権力格差志向という概念を中心にご説明しました。歴史的に、社会的平等性を重んじる文化では権力格差志向が弱く、逆に社会的なヒエラルキーを重んじる文化では権力格差志向が強くなります。この権力格差志向が最も色濃く組織におけるコミュニケーションに影響を与える場面の一つが、意思決定のプロセスです。例えば、スウェーデン、オランダなど平等主義が強い文化はメンバー同士の合意に基づく意思決定を好む合意志向、コンセンサス・オリエンテッド(consensus-oriented)な社会であることがほとんどです。対照的にモロッコや中国など、階層主義的な傾向が強い文化では、責任と権限を握るリーダーが決断を下し、メンバーはそれに従うことが期待されるトッ…
 
前回は、コミュニケーションの背景には包括的思考と分析的思考という思考パターンの違いがあるという話をしました。今回は、それに続けて理想的なリーダーのあり方についても、文化ごとに特徴的なパターンが見られることについて説明しようと思います。説明に先立ち、まず皆さんに1つお伺いします。あなたが良いリーダーにとって重要だと思うものは何か、キーワードを3つ挙げてください。決断力だとか親しみやすさとか経験・実績とか、あるいは柔軟性というのもよくあがりますし、人脈の豊かさや威厳・風格という意見もあるかと思います。もちろんこれは、何か正解が一つあるというものではありません。理想的なリーダー像のあり方は、文化によって大きく差がみられるポイントの1つです。例えば、「部下から業務に関する質問を受けた際に、すぐ適切な…
 
今日は英国における異文化シリーズです。早いもので、もう47回です。今回はエジンバラという都市についてのお話です。何度かその一部についてのお話をしたことがあるのですが、全体像をおさらいするというような意味もあります。エジンバラはスコットランドの首都です。イギリスには4大地域がありますが、スコットランドはイギリスの中では1つの国みたいなものです。その首都がエジンバラと言います。昔は議会がなかったのですが、今は議会もあります。軍事や外交の権限がありませんので、本当の議会と言えるかどうか分かりませんが、一応議会があります。多分スコットランドと言えば最初にエジンバラを思い浮かべる方がいると思うのですが、観光で有名な都市です。観光客の数の統計から、イギリスの中で第1位の観光地は断トツのロンドンで、2番目…
 
私は夏によくイギリスへ行って、帰って来てからこちらで色々な報告をすることが多いのですが、今年はそれが出来ませんでしたという話です。いつもは学生さんを募ってイギリスのケンブリッジ大学へ出かけて行くのですが、そのプログラム自体が中止になりました。これは日本全国どこでもそうで、恐らくヨーロッパで行われるプログラムをきちんと出来たところはほぼないだろうと思います。しかも政府が渡航を制限するといったようなことが絡んできましたので、否が応でも中止せざるを得なかったわけです。それが残念だったという話はさておき、実は来年の夏も中止に決まりました。ということは2年連続中止となりますので、間が3年空くことになってしまいます。それ自体は情勢からして、仕方はないのですが。代わりにオンラインのプログラムをやろうかとい…
 
本日は、文化によって物の見方がどう変わるか、そして、それがコミュニケーションにどう関連するかについてお話しようと思います。まずは1つ質問です。今、僕の手元には2つの金閣寺の画像があります。どんな画像か、これから口頭でご説明しますので、どちらの画像が「京都の観光案内のWEBサイトに掲載する画像」としてふさわしいと思うか、画像を想像しながら考えてみてください。まずAの画像。これはやや離れた所から撮影されており、金閣寺は画像全体の半分弱を占めています。画像の残りのスペースには、金閣寺の手前の池や背後にある林、遠くにある京都の山々、青空などが見えています。金閣寺の全体像がよく見え、周囲の環境と一体になった佇まいがうかがえます。一方、Bの画像は、金閣寺をクローズアップしたものです。近くから少し見上げる…
 
前回は、相手に違和感を与えないように想像力を発揮して、説明をより細かくしたりフィードバックのトーンを調節したりといった「コードスイッチング」が異文化コミュニケーションの鍵であるというお話をしました。今回も引き続き、文化とコミュニケーションに関するお話をしていこうと思います。最初に、以前お話舌内容をおさらいさせてください。典型的なコミュニケーションのパターンには、文化の違いがみられます。特に、「言葉だけではコミュニケーションは完結しない」と考えるハイコンテキスト文化と、「言葉にしないことは伝わらない」と考えるローコンテキスト文化の違いは、異文化コミュニケーションにおける重要な対比となります。日本は非常にハイコンテキスト的な側面が強い文化です。ハイコンテキスト文化は、言葉以外の文脈やその場の雰囲…
 
今回のまとめ: 評価のための測定基準に執着することが危険な結果をもたらすという本書の指摘は、今日の日本でも重く受け止められるべき警告です。 今回はジェリー・ミュラーの『測りすぎ―なぜパフォーマンス評価は失敗するのか?』という本を紹介します。著者のジェリー・ミュラーという人は、アメリカ・カトリック大学で歴史学教授の職にある人で、思想史や経済史を専門にしている研究者です。 原著は"The Tyranny of Metrics"というタイトルで2018年に刊行されています。タイトルを直訳すれば「測定基準の暴挙」ということになるでしょうが、私は「測りすぎ」という邦語訳タイトルの面白さに惹かれて読んでみました。すると期待に違わず大変興味深い内容の本でした。 この本の基本的なメッセージは、評価ための測定…
 
今回のまとめ: この本は、外界と自己の区別が消え去った無我の境地が自然になすべき行動をとらせるという経験を語っています。 今日は、オイゲン・ヘリゲルというドイツ人の哲学者による講演録で、現在、岩波文庫で読むことができる『日本の弓術』という本を紹介します。 オイゲン・ヘリゲルという人は、1884年にリヒテナウという市に生まれ、ハイデルベルク大学で教鞭を執っていた新カント学派の哲学者だったということですが、1924年(大正13年)に東北帝国大学に招聘されて来日し、5年間滞日しました。その間、阿波研造(あわ けんぞう)という師範について弓道を修行し、帰国するときには五段の免状を授けられています。 ヘリゲルは、修行の動機について、それまで神秘説の思想に関心があったところ、知人から日本の仏教の精神を把…
 
今日は、中国の超大国化と対米冷戦という話をしたいと思います。この間、10月に共産党が19期中央委員会の5中全会(第5回全体会議)をやりました。これによれば、2035年までに1人当りGDPをアメリカドルで3万ドル、普通の先進国くらいまで持ってくるというのが中国の計画です。今香港では、一国二制度がなくなってしまうのではないかと、色々とトラブルになっているじゃないですか。6月に国安法(国家安全維持法)を通して、国家安全維持委員会を香港が導入するのに対して、アメリカが香港自治法を通して戦いが始まっています。その中で、中国が11月に香港民主派の4議員の資格を剥奪したのです。もう一国二制度は無くなってしまったと言って、民主派の議員15人が辞任しました。何が起こり始めたかというと、香港から英米の企業が撤退…
 
今日は、大統領選挙とコロナの第三波というアメリカの話です。最初にコロナの話をしましょう。今、アメリカは第三波に襲われているところです。第一波・第二波・第三波のピークは、いつどこで起こっていたか知っていますか? 第一波は4月ぐらいで、この時は東部のニューヨークとかが多かったですね。そして第二波になって、これが夏頃だったと思うのですけど、7月ぐらいにフロリダやテキサスなど南部や西部で起こりました。今回の第三波は、12月6日段階で1日あたり21.3万人の新規感染者が出たと言っているのです。まだ、いつがピークになるかも分からない状況です。どこで起こっているかと言うと、中西部の大統領選挙の激戦区だった辺りが特に酷いのです。結局トランプ対バイデンで、皆が集まってお喋りしたり叫んだりしたおかげで、コロナが…
 
前回は、「アート思考」の本質、すなわち「自分だけのものの見方・考え方」を持つことが大切だということを話した。今回は、この「アート思考」が、なぜ今ビジネスの世界でも重要なのかについて考えてみたい。現在のビジネスを取り巻く環境は極めて変化が激しく、不確実性がますます高まっている。特に21世紀に入って、インターネットにどこでも自由にアクセス出来る環境が形成され、今まで手に入らなかった情報が簡単に入手できるようになった。加えて、身の回りのデジタル化が進んだことで、今までに見られなかった全く新しいビジネスがあちこちで出現し、既存のビジネスを脅かすようになった。このような環境はVUCA: Volatility(変動性)、 Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambigui…
 
最近、「アート思考」という言葉が話題になっている。「アート思考」は、これからのビジネスでとても重要な役割を持つ。今回と次回は、この「アート思考」について皆さんと理解を深めてみたい。皆さんは、「ロジカル思考(ロジカル・シンキング)」や「デザイン思考(デザイン・シンキング)」という言葉を聞いたことがあるかもしれない。「ロジカル思考(ロジカル・シンキング)」は、対象事象の構成要素をモレなくダブリなく(頭文字を取ってMECE=ミーシーと呼ばれる)抽出し、論理的に破綻せずにそれら構成要素の因果関係を把握し、フレームワークなどを多用しながら、多数が納得できるような合理的な結論を導き出す方法だ。20世紀までのビジネスでは専らこの方法が多用されてきたため(もちろん、現在も基本的素養として重要必須事項であるこ…
 
はじめまして。小城 武彦と申します。私は長らく経営の実務をやってきました。キャリアのスタートは国家公務員(旧通商産業省)だったのですが、35歳で退官し、カルチュアコンビニエンスクラブに入社し代表取締役を務めた後、カネボウや丸善の社長などを歴任し、今年の10月から九州大学のビジネススクールで教授をしています。ビジネススクールでは、「コーポレートガバナンス」の科目を担当しています。今日は、「社会起業家」についてお話をします。社会起業家は「ソーシャルアントレプレナー」と言われることもあります。最近、20~30代の若い世代を中心に多くの社会起業家が生まれてきています。「ソーシャルアントレプレナー」ということですから、様々な社会課題を解決する起業家のことです。この国には行政もビジネスも十分に取り組めて…
 
前回は、文化がコミュニケーションに与える影響について、ハイコンテキストかローコンテキストかだけでは読み解けないパターンの代表的な例として、ネガティブフィードバックのやりとりがあるとお話ししました。ハイコンテキスト文化はどちらかというと曖昧な表現を好みますが、世界には「普段はあいまいで間接的な表現が多いのだけれど、ネガティブなことを言うときはズバッと言うことを好む文化」、あるいはその逆というのもあるといったお話しでした。前回お話ししたポイントで言うと、たとえば、オープンなコミュニケーションを好むのに、ネガティブな内容を伝える時だけは間接的な表現を好む、これは典型例として、アメリカが典型です挙げられます。あるいはその逆で、普段は繊細な言い回しが多いのにネガティブフィードバックについてはズバリ直接…
 
前回は、相手に何か伝える際に場の文脈にどれぐらい依存するかに一つの文化差が表れる、というお話をしました。ハイコンテキスト文化では、文脈への依存度が高くてその場で説明しなくても文脈で分かるでしょうという文化でパターンが多く見られ、ローコンテキスト文化はその逆でした。しかし、ハイコンテキストやローコンテキストだけを考えていくと、不可解なコミュニケーションの事例もあるわけですあります。その中でも典型的なのはものとして、フィードバックの与え方と受け取り方があります。よくあるパターンは、ローコンテキストとされている文化、例えば、文化の代表とされるアメリカ人の上司から「厳しい」内容のフィードバックを与えられた時に、ハイコンテキスト文化の出身者がその意図を汲み取れずに食い違いが起こる。あるいは逆に、ハイコ…
 
今日は、先端技術の導入とデジタル化の話をしたいと思います。菅総理がこの間、デジタル庁を作ると言いました。日本は、2000年にIT基本法とか2013年に政府CIO室とかを作って、ぼちぼちと政府をデジタル化しようとはしてきていたのです。だけど、これまで省庁が皆勝手にやっていました。そこで、各省庁を総合してプロジェクトを推進するような役所が必要ではないかということで、デジタル庁を作ろうとしています。役所関係の手続きで困ったこととか、もっとこうなったら良いなと思うことはないですか?――それこそ、今回の新型コロナウイルスで給付金をもらったりする時に、デジタル化がなかなか進んでいないというのはすごく感じましたね。私自身もマイナンバーカードを作っていなかったですし、作っていない人が結構周りにも多くいました…
 
今日は、環境とかコロナが自動車産業に与える影響という話をしたいと思います。カーボンニュートラルとは何か知っていますか? 二酸化炭素の排出量と、森林が二酸化炭素を吸収する吸収量がプラスマイナスゼロな状態になる状態のことを言います。気候が悪化しないようにする為には、出した悪いものが全部吸収されてしまうという状況にしておけばいいということで、EUが2050年までにはカーボンニュートラルにすると去年言ったのです。菅総理も10月に、やはり同じ2050年、今後30年くらいでカーボンニュートラルにすると言っています。今アメリカの次の大統領はバイデンになろうとしているところですけれど、バイデン大統領も2050年と言っています。あと30年でカーボンニュートラルに出来るか、というグローバルな戦いが始まっているの…
 
今日は、自然災害に関するモニュメントの1つである災害記念碑、簡単に言えば災害の石碑です、ここから防災を学ぶという事をテーマにお話ししたいと思います。災害大国と呼ばれる日本において、過去の被災経験から数多くの自然災害を伝承する石碑が全国に存在します。国土地理院が公開している自然災害伝承碑の情報によれば、47都道府県の195市町村に存在し、その数は622基となります。福岡にも、地震や洪水など確認されているだけでも14基の自然災害を伝承する石碑があると言われています。これらの石碑はもちろん過去の被災経験をもとに作られているので、その場所にこういう災害がありましたと災害を示す証拠となります。そして、石碑に刻まれたメッセージを読み解くことは、現代の防災の在り方に非常に多くの知見や我々が考えるべきポイン…
 
今日はゲームと防災をキーワードにしてお話をしたいと思います。ゲームと防災は一見遠いようなのですが、近年注目されているキーワードになります。ご存じの通り、災害大国・災害列島と言われるだけありまして、日本は自然災害が質と量とも本当に多く存在する国です。例えばデータで見てみると、1996~2006年までに世界全体で発生したマグニチュード6.1以上の地震の約20%は日本で発生したと言われています。国土が非常に小さいにも関わらず、ものすごい多くの地震が発生しています。また、1975~2004年までの全世界の災害保険の支払額を見てみても、実は18%が日本において支払われたという記録が残っています。このような背景から、日本では防災意識が社会的に非常に高いと言われています。防災の知識や意識向上を目的とした防…
 
組織行動に対して、文化がどう影響するのかというお話をしていますまいります。前回は、まず文化とは何かというお話をしました。今回は、文化が組織行動にどんな影響を与えるかについて、ハイコンテキストとローコンテキストという文化的な軸をとりあげてお話ししましょう。コンテキスト(Context)という単語には、元々「場」とか「文脈」という意味があります。コミュニケーションの中で相手に伝える意味をどれくらいその場の文脈に依存させるかによって、文化はハイとローのどちらの軸に近いかということで分類されます。日本はかなりハイコンテキストな文化としてで知られており、全てを口に出さずにその場の雰囲気や話の流れで「言わなくてもわかる」というコミュニケーションが多用されます。一方で、アメリカはかなりローコンテキスト性が…
 
前回まで、人が新たな組織の一員となり、色々な苦労を重ねながらも適応していく、山あり谷ありのWカーブというプロセスについてお話をしてきました。Wカーブ理論は、元々人が外国に移り住んだりとか、そこで働いたりといった異文化適応に関する研究から生み出されたものです。言い換えると、人が組織に適応する体験は、留学や移住と同じような文化的な体験という事になります。実際問題として、組織において人が何をどのように考え行動するかを理解する上でうえでは、文化に関する洞察が非常に重要なものとなります。各組織にはカルチャーがあるのであり、そこにちゃんと適応出来るかどうかは非常に重要なポイントです。組織行動に関する文化の影響について考える為ためには、まず当たり前ですけど「文化」とは何かについて確認しておく必要があります…
 
これまで新型コロナウイルスの影響下でどのようにテレワークを進めていったらいいのか。どうコミュニケーションをとっていったらいいのか。そして、このコロナ禍で溜まっているストレスとどう向き合っていったらいいのかというメンタルヘルスについてお話してきました。今日は、正しい情報を基に判断しましょうというお話です。これから冬に向けてインフルエンザも流行しますが、コロナウイルスもまた更に強さを増してくるというニュースもあり、日々不安が付きまといます。緊急事態宣言が出た頃は、一体何が起きているのか全く事態が掴めずに、イライラして人に優しくなれなかった時期もありました。人間は分からないものを恐れます。そしてその恐れから来る不安やストレスがイライラに繋がり、そしてイライラが負の連鎖を生んでしまうことがあります。…
 
新型コロナウィルスの流行によりテレワークが推進され、働き方や環境が大きく変化しました。慣れない状況の中ストレスを感じられている方も多いと思います。今日は、こうした状況を今後どのように乗り越えてくのかを目的に、新しいストレス発散法についてお話します。皆さん、多かれ少なかれ何らかのストレスを抱えているのではないでしょうか。本来であればこういった社員一人一人のメンタルヘルスは会社が組織として守ることになっています。これを「ラインケア」と呼びますが、今回のような状況は未だかつて誰も経験したことがありません。そのため、会社側が用意している既存の福利厚生などの制度では十分なラインケアができません。企業努力はもちろん、それ以上に自分自身をどう守るか、セルフケアにもしっかり取り組んでいくタイミングではないか…
 
今日のまとめ: クルーズ船の運航が再開されています。日本でも間もなく再開です。感染防止策は、専門家のアドバイスを受けながらも、私たちの普段から注意していることと変わりません。まずはビジネスの復活なのかもしれません。前回は、クルーズは実は非常に大きな業界であり、昨年1年間の利用者は、世界で3千万人、年間売り上げ約14兆円、世界で10万人の雇用に関わる規模の大きな産業でしたが、新型コロナウイルスの蔓延する中で、大変な状況にあるとのお話でした。その状況は、本当に深刻で業界団体の調査によると、今年の3月半ばから9月の間だけで、5兆円の損失と、33万4千人の雇用が失われたそうです。今回の新型コロナウイルスの中で、「密閉空間、密集場所、密接場面」の三密を避けるということが言われていますが、クルーズ船の中…
 
今日のまとめ:クルーズ業界は、昨年の一年間で3千万人が乗客として利用し、年間約14兆円の規模の大きな産業です。新型コロナウイルスが、閉ざされた空間でのクルーズというビジネスに深刻な影響を与えている現状について、お話をしました。      国内の新型コロナウイルスの感染者数もようやく少しづつ減少してきて、ほっとしていますが、まだまだ多くの業種では厳しい状況が続いているのかと思います。特に国内のサービス産業は、GO TOキャンペーンで人の動きが活発になってきたとはいえ、回復にはほど遠いと思います。今日は、新型コロナウイルス禍のクルーズビジネスについてお話をしたいと思います。 ホテルも航空会社も大変な状況にあり、航空会社であればLCCなどの倒産とか、給料の大幅なカットということが報道されていますが…
 
今日は邦画の「若者たち」をご紹介します。これを何も知らない学生さんにいきなり、『今日は突然ですが「若者たち」を扱います』と話をすると、「はて?」と思うようです。その逆で、ある授業の中で主題歌「君の行く道は・・・」をお知らせして、それが実は映画の主題歌だった、というと皆さんビックリします。元々はテレビドラマだったのですが、映画としても1967年なので、相当前の作品です。この映画を今の人が見ると、どのような意味があるのかというと、私たちの親の世代より少し上か、同じ世代ぐらいかと思います。その人達が、戦後どういう雰囲気で生活をしていたのかが、凄くよく分かる映画だと思います。ただ、「マディソン郡の橋」の時に共感出来る人、出来ない人が分かれたのと同じように、このエネルギーやテンションを味わっただけで、…
 
今回は映画と文化、新しく始まったシリーズです。今日は「マディソン郡の橋」をご紹介させていただきます。「マディソン郡の橋」は1995年の映画です。よく制作した年代で記録されることが多いですが、私の場合は、日本で公開された年というのを基準にしています。監督はクリント・イーストウッドですが、ラジオを聞いていらっしゃる方も「ああ、あの人か」というのが浮かぶと思います。非常に渋い人です。当初は刑事役やバイオレンス映画の俳優でしたが、いまや監督として有名です。粋な映画からはじまって、段々テーマが深くなっていく感じがしています。最初に監督として、このような質の高いものを撮るのだと世間で注目されたのは、1993年の「許されざる者」という西部劇でした。いわゆるマカロニウエスタンの時代とは違い、非常に中身の濃い…
 
前回はPCR検査の「PCR」がどうやって誕生したのかについてお話しました。PCRというのは、わずかなDNAを増やす技術のことで、その技術を開発したのがアメリカのシータスというバイオベンチャーの社員だったキャリー・マリス博士でした。彼がこっそりと開発していたものが今や世界中で使われるものになったという内容でした。PCR開発物語第二弾の今日は、開発されたPCR技術がその後どうなったのかについてお話しします。PCR技術は非常に優れた技術ということでノーベル科学賞も受賞したわけですが、それをどう応用出来るかというのは、1990年代当時はそれほど広がっていませんでした。しかし、それと同時期に「ヒトゲノム計画」という人の遺伝子の全ゲノムを決める世界的なプロジェクトが発足されました。生物学のアポロ計画と言…
 
はじめまして。九州大学ビジネススクールの荒木です。専門はバイオ産業です。北九州市戸畑区で生まれ、高校まで戸畑区にいました。大学と大学院でバイオインフォマティクスを勉強していました。その後、製薬会社やバイオベンチャー、海外の大学院への留学を経て、以前は大学の医学部や農学部で研究員として働いていました。去年の3月から九州大学ビジネススクールでバイオ産業に関する講義を担当しています。バイオテクノロジーを使ってどういうビジネスが展開出来るかというようなお話をしています。薬から食品までバイオに関わる分野で幅広く活動してきました。今日は今や国民の誰もが知っている「PCR」は一体何なのか。どういう風に開発されていったのかについてお話しします。新型コロナウイルスの流行により、PCR検査が有名になりました。「…
 
前回は、新型コロナウイルスの感染拡大により急速にテレワークが広がる中、テレワークが適している職場とはどんな職場なのか、インフラやセキュリティ面の充実はもちろんのこと、個人にどれだけの裁量権があるのかどうかが重要だというお話でした。緊急事態宣言が出たのが4月だったことを考慮すると、おそらく多くの職場において、新入社員や異動した人に対しては、裁量権の前にどうコミュニケーションをとるのかといった問題があるかと思います。今日は、そうした新しく関わる方々とのコミュニケーションの方法についてお話しします。その解決策としては、リアルでお会いしている時以上にコミュニケーションの機会を意図的に沢山作るしかありません。私自身も経験したことのない事態ですから、これが最善策かどうかはわかりません。しかし、新入社員や…
 
新型コロナウイルスの影響により、みなさんテレワーク・リモートワークでお仕事をする機会が増えたのではないでしょうか。今日は、テレワークに適している職場とはどんな環境なのかについてお話します。4月7日に緊急事態宣言が発令されて半年程経ちますが、スムーズにテレワークに移行できた会社と、なかなか難しい会社とあると思います。また、同じ会社の中でもスムーズに進んだ面と、なかなか導入が難しい面など、環境の違いによって様々な違いが出てくると思います。では、テレワークが適している職場というのは具体的にどういう職場なのでしょうか。サービス業のようにどうしてもその場に行かなくてならない仕事は除いてオフィスワークに限定して考えた場合、テレワークができる職場と出来ない職場の違いとして一番に考えるのは「インフラの整備」…
 
前回から自動車業界の今後を表すキーワードとしてCASEをとりあげています。すでにConnectedについてはお話ししました。今日は、二番目の要素である自動運転についてお話してみたいと思います。まず、自動運転にはいくつかのレベルがあります。まずレベル1は、車が前後もしくは左右の制御を自ら行うというものです。例えば、前方や後方に障害物を検知した際に自動ブレーキをかける機能や、高速道路などで前方の車についていく機能。あるいは、車線から左右にはみ出ないようにハンドルを操作するような機能。こうしたもののいずれかを車が行うというケースがレベル1です。レベル1は、すでに市場に普及している機能と言えます。ここから一歩進んだのがレベル2で、車の自動運転システムが前後及び左右の車両制御を担うというものです。例え…
 
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