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コクヨ野外学習センター

コクヨ ワークスタイル研究所+黒鳥社

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コクヨ野外学習センター(KOKUYO Centre for Field Research)はコクヨ ワークスタイル研究所と黒鳥社がコラボレーションして展開するリサーチユニット/メディアです。2021年9月から新シリーズの配信がスタート。ひとつ目は、シーズン1「働くことの人類学」で「仕事」と「生きること」をめぐる常識を軽やかに揺さぶった6人の文化人類学者がそれぞれのフィールドのなかで見た「愛」と「死」のかたちを考える「愛と死の人類学」。10月からは新・雑貨論の続編も配信予定。ご期待ください! ◉企画・制作:コクヨ ワークスタイル研究所+黒鳥社
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バイヤーとして活躍する山田遊さんをホストに迎えてお送りするポッドキャスト番組「新・雑貨論」。第2シーズンでは、モノと人の関係性を、食、建築、衣服、道具、自然などの観点から考えていきます。 ランドスケープアーキテクトの石川初さんをお迎えしてお送りしている第6回後編は、庭からアート、農地、聖書にまで話が広がります。 完成形を作るのではなく、環境にチューニングしていく庭づくりの方法「アダプティブ・ランドスケープ」。変化していく自然を扱うとき、何を完成品とするのか?コントロールできない「庭」は音楽や絵の創作にも通じている——。農家の人たちの自家用の畑を、「まかない農地」とネーミングした石川さん。そこには産業ではない、ガーデンの論理で続く風景が。さらに話題は「エデンの園」へ。私たちの「園芸欲」はここか…
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バイヤーとして活躍する山田遊さんをホストに迎えてお送りするポッドキャスト番組「新・雑貨論」。第2シーズンでは、モノと人の関係性を、食、建築、衣服、道具、自然などの観点から考えていきます。 最終回となる第6回は、ランドスケープ・アーキテクトの石川初さんをお迎えして、「自然と生きる 庭や植物との暮らし」をテーマにお話を伺います。 路地に迫り出した植木鉢、昔の都営住宅に並んでいた一坪ずつの庭——。東京には、個人の緑が溢れている。それは都市計画とは別のレイヤーで存在している、街を下から変える一人一人の「園芸欲」である。ブライアン・イーノが「都市をガーデナーのように考えるべきだ」と言ったように、「都市も自然」という考え方が広がる今。 庭の「植木鉢生態系」も自然だと考えるとき、園芸の人新世的転回が始まる…
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バイヤーとして活躍する山田遊さんをホストに迎えてお送りするポッドキャスト番組「新・雑貨論」。第2シーズンでは、モノと人の関係性を、食、建築、衣服、道具、自然などの観点から考えていきます。 プロダクトデザイナーの鈴木元さんと、インテリアスタイリストの中田由美さんをお迎えしてお送りしている第5回の後編は、「道具と人の関係性」に深く深く潜っていきます。 モノ作り/モノ選びをするとき、使い手の感覚が憑依する——? また、「長くモノと付き合う」というおふたりの考えから浮かび上がってきたのは、一方的ではなく双方的な道具と人との関係性。道具に頼るだけでなく自分の努力も必要、と中田さん。道具を触るときに道具から触られてもいる、と鈴木さん。ユーザーと作り手、モノと私たち——分け難く、ときに越境する身体的感覚は…
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バイヤーとして活躍する山田遊さんをホストに迎えてお送りするポッドキャスト番組「新・雑貨論」。第2シーズンでは、モノと人の関係性を、食、建築、衣服、道具、自然などの観点から考えていきます。 第5回はプロダクトデザイナーの鈴木元さんと、インテリアスタイリストの中田由美さんをお迎えして、「新しい時代の道具と生活工芸」をテーマにお話を伺います。 コロナ禍、職場と住居が同じになったことで、道具のデザインが変わりつつある現在。量販店からインターネットへと買い物空間が移り、目立つことから使い勝手を重視するデザインへの変化も。そのなかで革命的な存在だったApple製品は、「無口」で「静か」だからインテリアにも馴染みやすい——生活と共に変化する道具と過ごす時間を、新しいキーワードで捉え直します。果たして家電と…
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「人類学が注目される時代」 「イメージと現実との違いを明らかにする」 「私たちは正しい”問い"を立てているのか?」 いま、企業から求められ、社会で脚光を浴びる人類学。同様の現象が起きた70年代-80年代と現代に通じるのは、資本主義の変遷と共に新たな行き詰まりに直面した時代であること。その突破口として期待された人類学が果たす役割とは——。 思い込んだイメージや、これまでの考え方を問い直す、人類学本来の「有用性」について、文化人類学者の中川理さん(国立民族学博物館)と考えます。 文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを招いてお届けしてきた文化人類学Podcastシリーズ最終話後編!ついに完結! 【後編+アフタートーク】 ・ボルタンスキー『資本主義の新たな精神』 ・社会の利…
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「人類学者が抱える違和感」 「自分が持つ基準は括弧にいれる」 「語り手の声を通して、複雑さを含んだ語り口に」 自分とは違う社会・文化のことを語るとき、その対象となる他者を利用してしまっていないか? 一元的ではない世界の捉え方とはどのように可能なのか—— 人類学が80年代から抱えてきた難しさや迷い。その問題と当番組シリーズが果たしてきた役割について文化人類学者の中川理さん(国立民族学博物館)と考えます。 文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを招いてお届けしてきた文化人類学Podcastシリーズ最終話前編! ・民族をカテゴリー化するトリック ・「ポトラッチ」の同時代性 ・「モン」の人々のジレンマ ・「カチン」の人たちが生きる複数のイメージ ・エドマンド・リーチからデヴィ…
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バイヤーとして活躍する山田遊さんをホストに迎えてお送りするポッドキャスト番組「新・雑貨論」。第2シーズンでは、モノと人の関係性を、食、建築、衣服、道具、自然などの観点から考えていきます。 ファッションブランド「Jens」デザイナー・武藤亨さんとプロダクトデザイナー・小宮山洋さんをお迎えしてお送りしている第4回の後編は、軽やかで繊細なファッションが映し出すものを見つめます。 シーズンで回るスピーディーなファッションには、揺れ動く時代や自分の心が見える ——。今の古着ブームには、サイズは合わなくても着たい!というファッションを楽しむ感覚が。おふたりのユニット「Rhoikos & Theodros」が提起する、言葉になる手前にある抽象的概念や掬いきれないものとは何か? ジャンルに分けられない「be…
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バイヤーとして活躍する山田遊さんをホストに迎えてお送りするポッドキャスト番組「新・雑貨論」。第2シーズンでは、モノと人の関係性を、食、建築、衣服、道具、自然などの観点から考えていきます。 第4回はファッションブランド「Jens」デザイナー・武藤亨さんとプロダクトデザイナー・小宮山洋さんをお迎えして、「洋服を着ているとき、わたしたちは何を着ているのか?」をテーマにお話を伺います。 量産品に多様な解釈を投げかける展示をされているおふたりのユニット、「Rhoikos & Theodros」。そこには、服をそのまま着るのではなく、自分の解釈を加えて本当に自分のものにするという武藤さんの興味や、「こんな使い方もあるのでは」と投げかけたいという小宮山さんの思いが。ファッションの「イケてる/イケてない」は…
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「手作り料理と贈与」 「避けられない受動性」 「愛と死を語ることの困難」 機械やロボットにも感じられる「愛」。人間は何に「愛」を感じ、どうやって「愛情」を表現することができるのか。 後編もロボットやAIを人類学の立場から研究されてきた一橋大学の久保明教さんをゲストに、「家庭料理」から「愛」を考えます。 文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを招いてお届けする文化人類学者のディープな対話。第2シーズン「愛と死の人類学」第5話後編。 【後編+アフタートーク】 ・家庭料理でいわれる「愛情」 ・山尾美香著『きょうも料理―お料理番組と主婦 葛藤の歴史』 ・1960年代から変わらない家庭労働時間 ・一手間加える=愛の深さ!? ・クックパッドの悩み ・漫画『きのう何食べた?』に見る…
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「AIBOから魂を抜く」 「“生”がデザイン可能な時代の“死”」 「死が持っている受動性」 いずれも人間らしい営みと思える「愛と死」。しかし、それはロボットや機械との関係でも生じうるもの。 ロボットやAIを人類学の立場から研究されてきた一橋大学の久保明教さんをゲストに、「ロボットの死」と「人間の死」を比較しながら、現代日本における「死」を考えます。 文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを招いてお届けする文化人類学者のディープな対話。第2シーズン「愛と死の人類学」第5話前編。 ・ペットロボット「AIBO」の死 ・プログラム=魂 ・開発者が想定していない動き ・病気になれば病院へ ・オーナーとの関わり方によって変わるアナロジー ・「人間の死」と「ロボットの死」の違い ・…
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バイヤーとして活躍する山田遊さんをホストに迎えてお送りするポッドキャスト番組「新・雑貨論」。第2シーズンでは、モノと人の関係性を、食、建築、衣服、道具、自然などの観点から考えていきます。 建築家の能作淳平さんとR65不動産代表の山本遼さんをお迎えしてお送りしている第3回の後編は、シェア空間における「家族」の話題へ。 外と家が分断されてしまった現代の住居を、再び開くシェア空間。夫婦やカップル、高齢者と学生のシェアハウスは実現するのか? 仕事でも生活でもない小商的なものが、家族を開いていくきっかけに。さらに、家族の画一的役割が崩れた先で、おふたりの運営するシェアが導くのは「役割の攪拌」と「新しくユニークな役割の発見」。長生きする楽しい未来への鍵は、アートにロールを作ること! ・外からも人が入れる…
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バイヤーとして活躍する山田遊さんをホストに迎えてお送りするポッドキャスト番組「新・雑貨論」。第2シーズンでは、モノと人の関係性を、食、建築、衣服、道具、自然などの観点から考えていきます。 第3回は建築家の能作淳平さんとR65不動産代表の山本遼さんをお迎えして、「『家』なんてなくていい時代の『家』」をテーマにお話を伺います。 シェア商店「富士見台トンネル」を運営されている能作さんと、シェアハウスやシェアスナックを経営されている山本さん。経済合理性から人との繋がりへと価値が移るいま、分け合うためのシェアではなく、持ち寄って豊かになるシェアに。参加者と共に運営していくスタイルは、バンドを組むような感覚だとか。方向性の違いから「解散」もできるバンドは、家とコミュニティの自由な形を示します。 ・街の人…
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「預け合う子供たち」 「夫婦は共同経営者」 「どうなるかわからない=希望に満ち溢れている」 後編も香港やタンザニアをフィールドに零細商人の生き方を研究されている小川さやかさん(立命館大学)をお迎えして、家族関係や恋愛事情からその日暮らしの「愛」のかたちをお聞きします。 文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを招いてお届けする文化人類学者のディープな対話。第2シーズン「愛と死の人類学」第4話後編。 【後編+アフタートーク】 ・なかなか完成しない家 ・零細商人たちの恋愛・結婚事情 ・都心と田舎で預け合う子供 ・流動的な家族 ・過保護はよくないこと ・パートナーや親族は共同経営者 ・恋人にするなら「ウジャンジャ」な人 ・結婚も別れもハードルが低い ・長屋で起きた夜逃げ大作戦…
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「重視される故郷での埋葬」 「その日暮らしの落とし穴」 「チャンスはいつでも誰にでもある」 「その日暮らし」な生き方をしているタンザニアの商人たち。不確実性の高い社会環境で投機的に生きる彼らはどんな死生観を持っているのか。香港やタンザニアをフィールドに零細商人の暮らしや生き方を研究されている小川さやかさん(立命館大学)をお迎えして、柔軟さ、融通無碍さの背後にある「愛と死」のあり方を掘り下げます。 文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを招いてお届けする文化人類学者のディープな対話。第2シーズン「愛と死の人類学」第4話前編。 ・移民の遺体は母国タンザニアに搬送 ・チャガ人の農村霊園化プロジェクト ・葬式講でみんなでフォロー ・カタギじゃない商売と死のリスク ・調査助手ロ…
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バイヤーとして活躍する山田遊さんをホストに迎えてお送りするポッドキャスト番組「新・雑貨論」。第2シーズンでは、モノと人の関係性を、食、建築、衣服、道具、自然などの観点から考えていきます。 四谷三丁目「Gallo」料理長のタクマオガワさんと「chioben」山本千織さんをお迎えしてお送りしている第2回の後編では、食と暮らしの変化をどう感じられているか、伺っていきます。 料理人でありながら農家もされているオガワさん。料理と農業、同じものづくりでもタイムスパンは対極。その橋渡しをし、食べる人に食材の魅力を伝えているというおふたり。さらに話は「家庭料理とは何か?」へ。家と外食の境界が揺らぐ中で、家庭料理に代わるキーワードとして出てきたのは「日常食」。そこには外食もケータリングもコンビニ食も、全てを包…
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バイヤーとして活躍する山田遊さんをホストに迎えてお送りするポッドキャスト番組「新・雑貨論」。第2シーズンでは、モノと人の関係性を、食、建築、衣服、道具、自然などの観点から考えていきます。 第2回は四谷三丁目「Gallo」料理長のタクマオガワさんと「chioben」山本千織さんをお迎えして、変わりゆく「食」について考えます。 撮影の現場にお弁当を届けるケータリングの山本さんと、ジャンルのない料理を提供するレストランのオガワさん。 山本さんの激動の人生のお話から、お二人が今のお仕事に至ったストーリーやそれぞれの食材選びのお話へ。 事前に決まった数や内容を作る山本さんに対して、即興的にメニューを決めるオガワさん。 対照的なようで、ふたりの考え方の底流には「テトリス」という共通点が! ・北海道から代…
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「老人から受け取った遺言」 「巻き込まれる愛の関係」 「グオフをコントロールする」 周辺の民族と戦うこともある牧畜民ダサネッチは人の死に何を思うのか。 後半もエチオピア南部の牧畜民ダサネッチの研究をされておられる慶應義塾大学の佐川徹さんをお迎えして、死と愛の関係についてお話を伺います。 文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを招いてお届けする文化人類学者のディープな対話。第2シーズン「愛と死の人類学」第3話後編。 【後半+エピソードトーク】 ・子供を通して大人が楽しむ ・「ねだりの時間」に受け取った遺言 ・ダサネッチの埋葬 ・浄めの儀礼でも取り払われないもの ・文化相対主義が抱え込まざる得ない難問 ・胸の傷はビーズの首飾りと同じ ・ダンスと同じように忘れるべきなんだ …
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「ダサネッチ神話にみる死生観」 「死んだら死ぬだけ」 「地中に注ぐコーヒー」 「死」が身近に存在する社会で「死」はどうとらえられているのか。エチオピア南部の国境地帯に暮らす牧畜民ダサネッチの研究をされておられる慶應義塾大学の佐川徹さんをお迎えして、ダサネッチの死生観をとおして、死すべき存在としての人間を考えます。文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを招いてお届けする文化人類学者のディープな対話。第2シーズン「愛と死の人類学」第3話前編。 ・病気、自然災害、戦い...身近にある「死」 ・死生観の背景にあるダサネッチの神話 ・「死すべき存在」となって得た「自由」 ・死んだら死ぬだけだろう ・肉体が滅んでも残る「シダ(脈拍)」と「影」 ・希薄な個人性 ・地中にタバコとコー…
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バイヤーとして活躍する山田遊さんをホストに迎えてお送りするポッドキャスト番組「新・雑貨論」。第2シーズンでは、モノと人の関係性を、食、建築、衣服、道具、自然などの観点から考えていきます。 デザイナー・軸原ヨウスケさんと美術家・中村裕太さんをゲストに迎えた第1回後編は、いよいよ民藝の外側へ。文化学院を創設した西村伊作に焦点を当てます。洗練された住宅とアマチュアっぽい陶芸という不思議なバランス。叔父の大石誠之助や、彼が作った太平洋食堂のコックの生き方からも見えてきたのは、今の時代にも通じる「暮らしと仕事」の曖昧な境界。社交ダンス、マンドリン、陶芸、パン、洋裁‥‥全てが等しく入り混じる先はパンクな世界!? ・柳宗悦は人よりもモノが大事だった? ・柳宗悦とオカルト ・西村伊作と富本憲吉 ・都会から離…
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バイヤーとして活躍する山田遊さんをホストに迎えてお送りするポッドキャスト番組「新・雑貨論」。第2シーズンでは、モノと人の関係性を、食、建築、衣服、道具、自然などの観点から考えていきます。 第1回は『アウト・オブ・民藝』の著者2人、デザイナーの軸原ヨウスケさんと美術家の中村裕太さんをゲストに、民藝と民藝からはみ出た面白いモノや人について考えます。滅びつつあるモノを救おうとした柳宗悦。玩具やタイルは、なぜ民藝の語り口から外れたのか? 柳が民藝運動でもたらした影響や時代から、民藝の周縁へと思いを馳せます。 ・大正期のトイレ・浴室におけるタイル ・後の民藝の閉じられた語られ方への違和感 ・民藝から距離を置いた富本憲吉 ・誰も見向きもしないモノの美 ・農村における作り手を啓蒙 ・流通の仕組みまで作る …
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「死ぬことは怖くない。でもライオンは怖い」 「悲しみとの距離の取り方」 「そもそも面倒くさいもの」 前編の「愛」の話に続き、後編では引き続き丸山淳子さん(津田塾大学)に狩猟採集民ブッシュマンの死生観や悲しみとの付き合い方についてお話を伺います。 文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを招いてお届けする文化人類学者のディープな対話。第2シーズン「愛と死の人類学」第2話後編。 【後編+アフタートーク】 ・ドライな死生観? ・日本と違う!?死にゆく人にかける言葉 ・「死ぬことは怖い」で予想外の大爆笑 ・悲しみをどうやって忘れるか ・「あきらめなさい」が意味すること ・権威化しない祖先 ・人間関係はそもそも面倒くさい ・子供の名前が「嫌い」ちゃん etc.. 【出演】 丸山淳…
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「地域一帯で子育て」 「夫婦交換!?うまくいけば美しい4人の恋愛関係」 「嫉妬はみんながするものだから」 不倫が許容されている社会に嫉妬はないのか。第1シーズンに引き続き、アフリカ・カラハリ砂漠でフィールドワークをつづけてきた丸山淳子さん(津田塾大学)に、前編では狩猟採集民ブッシュマンの「愛」の形について伺います。 文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを招いてお届けする文化人類学者のディープな対話。第2シーズン「愛と死の人類学」第2話前編。 ・みんなに可愛がられる子供たち ・10歳さばを読み続ける? ・結婚相手との出会い方 ・許容される婚外関係 ・大切なのは開かれていること ・第二夫人への誘い ・ 試しに結婚。合わなければ別の相手を。 ・「嫉妬」は誰しもするもの e…
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「結納金にも貝殻のお金」 「恋愛結婚なのに“買う儀式”」 「愛とお金の関係性」 貝殻の貨幣がしめすのは愛の大きさなのか。前編の「弔うこと」と「お金」の話に続いて、後編では深田淳太郎さん(三重大学)にトーライ社会の結納の儀式の話を中心に「愛」と「お金」についてお話を伺います。 文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを招いてお届けする文化人類学者のディープな対話。第2シーズン「愛と死の人類学」第1話後編。 【後編】+【アフタートーク】 ・結納金は重要な手続き ・婚資の額で裁判も ・現地の言葉で「Varkukul(買う儀式)」 ・恋愛結婚なのに... ・「女性を買う」けど「女性を売らない」 ・貝殻の貨幣がつなぐ交換のネットワーク ・何が「愛」で何が「お金」か ・プライベート…
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「誰を想って涙する?」 「タブの貸し借りがなくなるときに」 「周りの人を巻き込んで」 パプアニューギニアのトーライ社会では、葬式のときに故人が生前貯めてきた貝殻の貨幣(タブ)をすべて参列者にばらまいてしまう。大切な場面で貝殻のお金が重要な役割を担っているトーライ社会。第1シーズンに引き続き、パプアニューギニアをフィールドに研究されている深田淳太郎さん(三重大学)をお招きして、「死」と「愛」と「お金」について考えます。 文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを招いてお届けする文化人類学者のディープな対話。第2シーズン「愛と死の人類学」第1話前編。 ・なぜ「愛」と「死」なのか ・お葬式はフリーマネーのお祭り ・その涙は誰のため? ・貝殻のお金の貸し借りが浮き彫りにする人間…
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「たたく」「ふく」「はじく」とは、楽器またはモノを鳴らすための行為である一方、働くこと、生活すること、遊ぶための、最も原始的な人間本来の生きていくための営み=技術だといえるはずだ。今回のDJミックスは、そんなことを考えながら、ここ数年アジアを中心にレコーディングしてきた民族の音楽や環境音をセレクト(アジアの音ではないものもいくつか含まれているが)し、ポストプロダクションでミキシングや電子的な加工を施しながら、リニアな音の時間を創造した。 人類学者たちは、調査地で現地語を学び、長期間地域に密着し、そこの情報をくまなく記述・記録した上で、ラボで検証・実験しながら論文や民族誌としてまとめあげていく。僕の場合は、現地の言葉もわからないし地域に密着しながら文字で記述をしていくような形も採用していない。…
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「たたく」「ふく」「はじく」とは、楽器またはモノを鳴らすための行為である一方、働くこと、生活すること、遊ぶための、最も原始的な人間本来の生きていくための営み=技術だといえるはずだ。今回のDJミックスは、そんなことを考えながら、ここ数年アジアを中心にレコーディングしてきた民族の音楽や環境音をセレクト(アジアの音ではないものもいくつか含まれているが)し、ポストプロダクションでミキシングや電子的な加工を施しながら、リニアな音の時間を創造した。 人類学者たちは、調査地で現地語を学び、長期間地域に密着し、そこの情報をくまなく記述・記録した上で、ラボで検証・実験しながら論文や民族誌としてまとめあげていく。僕の場合は、現地の言葉もわからないし地域に密着しながら文字で記述をしていくような形も採用していない。…
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「たたく」「ふく」「はじく」とは、楽器またはモノを鳴らすための行為である一方、働くこと、生活すること、遊ぶための、最も原始的な人間本来の生きていくための営み=技術だといえるはずだ。今回のDJミックスは、そんなことを考えながら、ここ数年アジアを中心にレコーディングしてきた民族の音楽や環境音をセレクト(アジアの音ではないものもいくつか含まれているが)し、ポストプロダクションでミキシングや電子的な加工を施しながら、リニアな音の時間を創造した。 人類学者たちは、調査地で現地語を学び、長期間地域に密着し、そこの情報をくまなく記述・記録した上で、ラボで検証・実験しながら論文や民族誌としてまとめあげていく。僕の場合は、現地の言葉もわからないし地域に密着しながら文字で記述をしていくような形も採用していない。…
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バイヤー/キュレーターとして活躍する山田遊さんをホストに迎え、「モノ」を通して人とモノの関係性を考えなおすポッドキャスト番組「新・雑貨論」。2020年12月に山形から配信した特別版「ポストコロナ世界と雑貨のゆくえ」後編では、モノをつくること、モノを所有することのあり方を見つめなおします。 いまなお大量生産・大量消費社会は続きマスカスタマイゼーションなど新たなモノづくりも提起されるなかで、モノと人の関係を考えてきた本プログラムは、オルタナティブなつくり方や所有のあり方からべつの社会を立ち上げることへとつながっていきます。 ・山形とアフガニスタンを架橋する ・自分とモノを交差させると“タグ”が外れる ・パソコンも筆記用具のひとつ ・「暇をかける」というコラボレーション ・モノをつくると自分の居場…
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バイヤー/キュレーターとして活躍する山田遊さんをホストに迎え、「モノ」を通して人とモノの関係性を考えなおすポッドキャスト番組「新・雑貨論」。今回は去る2020年12月にLIVE忘年会として山形から配信された特別版「ポストコロナ世界と雑貨のゆくえ」をお届け。 第6回に登場したデザイナー・𠮷田勝信さんと取材に帯同したサウンドデザイナー・森永泰弘さん、コクヨ野外学習センターのキャプテン・山下正太郎をゲストに迎え、これまでの「新・雑貨論」を振り返ります。雑貨を巡って始まった本プログラムは、いつの間にかもうひとつのプラグラム「働くことの人類学」と接近していたようです。 ・「新・雑貨論」と「働くことの人類学」の交差 ・コクヨはなぜポッドキャストをつくっていたのか ・ものづくりの「当たり前」は異常だった …
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後編は、番組リスナーから寄せられた、“子供から「何のために働くの?」と聞かれたらどう答えますか?“という質問から議論がスタート。ゲストの文化人類学者の方々のそれぞれの視点から、もう一度、「働くこと」の理由が問い直され始めると、やがて話は、「人間とは何か?」という深遠な問いに行き着きます。 わたしたちの常識とはまったく異なる異世界の「働きかた」を紹介する・文化人類学ポッドキャスト〈働くことの人類学〉の特別編後編。 【セッション2】 ・子供に「何のために働くの?」と聞かれたら ・仕事は、良い「におい」がする方に向かうべき? ・不確実はネガティブではない ・説明責任を求める日本人 ・ベーシックインカムについて考える 【クロージング】 ・仕事のオーナーシップを取り戻せ ・個人主義の非西洋起源について…
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勤労感謝の日(11/21)に開催された“働き方の祭典“『Tokyo Work Design Week 2020』で、圧倒的な異彩を放った《働くことの人類学》タウンホールミーティング。これまで番組に出演された、気鋭の文化人類学者5人が集結し、番組リスナーからの質問にもインタラクティブに答えながら、4時間(!)にも及んだ熱狂のトークセッションの音声を特別公開! 前半では、番組ホストの松村圭一郎さんと、これまでの番組を振り返った後に、ゲストの文化人類学者の方々をお迎えして、いま文化人類学の考え方が求めらる理由、市場の「劇場性」や「ルール」への向き合い方などを考えます。 【オープニング】 ・リサーチにおける、客観性の問題 ・大学教員の働き方 【セッション1】 ・コロナ下の文化人類学 ・文化人類学者が…
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バイヤー/キュレーターとして活躍する山田遊さんをホストに迎え、「モノ」を通して人とモノの関係性を考えなおすポッドキャスト番組「新・雑貨論」。 ファーストシーズン最終回となる第6回は、山形を拠点に独自の活動を展開するデザイナー・𠮷田勝信さんのアトリエからお届け。後編はデザインの話を飛び出し、モノとの向き合い方やモノとつくることの関係性へと話は広がります。𠮷田さんのものづくりに向かう姿勢からは、大量生産以前のモノがもっていた魅力を取り戻すための方法が見えてきました。 ・自分と似ている過去の人 ・表現は個人に属しているわけではない ・時間を越えた人類的表現を探して ・木偶人形=木槌? ・機能の前に意味がある ・道具と呪術性の交わる場所 ・手間をかけること、暇をかけること ・人間は決して「モノ」をつ…
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バイヤー/キュレーターとして活躍する山田遊さんをホストに迎え、「モノ」を通して人とモノの関係性を考えなおすポッドキャスト番組「新・雑貨論」。 ファーストシーズン最終回となる第6回は、山形を拠点に独自の活動を展開するデザイナー・𠮷田勝信さんのアトリエを訪ねました。一般的なグラフィックデザイナーとは異なるやり方でデザインと向き合う𠮷田さんにとって、モノをつくることは何を意味するのでしょうか。いわゆる「デザイン」に囚われない𠮷田さんのトークは、上手/下手や良し悪しといったモノを見る際の基準に揺さぶりをかけます。 ・謎のデザイナー・𠮷田勝信との出会い ・大学時代に始めた八百屋業 ・衣食住にまたがった素材を採集すること ・世界を見る解像度が変わる瞬間 ・染織家の母、アフガニスタン料理屋の父 ・「縦に伸…
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「『小アジのムニエル』を見つけよう」 「『やりたいこと』で“いいね“をもらう」 「生活の全てをデザインすること」 後編では、AIやロボットなど現代のテクノロジーについて、人類学のスコープから研究されてきた一橋大学の久保明教さんをお招きして、私たちが無意識に単純化してしまっている仕事について再考します。 文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを交えてお届けする文化人類学者おふたりによるディープな対話〈働くことの人類学〉の第6話後編。 【後編】 ・仕事と余暇の区別が弱体化したことによる不自由 ・「ミニマル」であることを評価し合う ・「仕事化」と「レシピの工程化」 ・「家庭」が「仕事」になる ・「みんな違って、みんないい」の行き詰まり ・厄介さをセーブしない etc.. 【…
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「精霊と現代社会のテクノロジー」 「自動販売機はロボットだった?」 「まだ、『機械が人間の労働を代替する』とか言ってるの?」 〈働くことの人類学〉最終話は、ロボットやAIを人類学の立場から研究されてきた一橋大学の久保明教さんをゲストに、「テクノロジーと共に働くこと」について考えます。 文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを交えてお届けする文化人類学者おふたりによるディープな対話〈働くことの人類学〉の第6話前編。 【前編】 ・ジャガー人間とロボット ・人類学からロボットを考える ・「ロボット」が「ロボット」と呼ばれなくなる瞬間 ・機械によって人間が変化する ・プロ棋士とロボットを分けるもの ・仕事はリスト化できない etc.. 【出演】 久保明教(くぼ あきのり)さん…
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バイヤー/キュレーターとして活躍する山田遊さんをホストに迎え、「モノ」を通して人とモノの関係性を考えなおすポッドキャスト番組「新・雑貨論」。 ベルリン在住の現代美術作家・白木麻子さんをゲストに迎える第5回後編は、モノの形を通じてアクセスできるべつの世界の話へ。木を使って作品をつくる理由や、形の先に見るもの、形を通じてつながる記憶……白木さんが作品をつくるプロセスから、合目的化されない、わたしたちとモノの新たな関係性が立ち上がります。 ・美しい小枝と鳥の巣 ・形を通して並行世界に触れる ・枝を拾う白木さん、石を拾う山田さん ・子どもは別の世界とのつながりを察知する? ・椅子とはコミュニケーションできない ・金属は人に扱われるための素材 ・木は理解を越えていく ・鉄・土・木・パン ・拾った小枝に…
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バイヤー/キュレーターとして活躍する山田遊さんをホストに迎え、「モノ」を通して人とモノの関係性を考えなおすポッドキャスト番組「新・雑貨論」。 第5回はベルリンを拠点に活動する現代美術作家の白木麻子さんをゲストに迎え、モノの「形」について語ります。家具のようにも見える作品をつくる白木さんは、どうモノの形を捉え、いかに新たな形をつくっていくのでしょうか。形のルールを“脱臼”させたいと語る白木さんのお話からは、新・雑貨論が考えてきたモノそのものと向き合うためのヒントが見えてきます。 ・なぜ現代美術作家が『新・雑貨論』に? ・モノの機能が失われ、情緒が生まれる ・作品が身体の記憶に揺さぶりをかける ・選択の結果として残された「形」 ・形から美しい誤読が生まれる ・展示台から逃れるようにつくりたい ・…
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バイヤー/キュレーターとして活躍する山田遊さんをホストに迎え、「モノ」を通して人とモノの関係性を考えなおすポッドキャスト番組「新・雑貨論」。 古物商コレクティブtatami antiquesを主宰する奥村乃さんをゲストに迎えた第4回後編は、tatami antiquesがこれまで行なってきた展示会からモノと人の関係を捉えなおします。わたしたちはモノを見るとき、果たしてモノそのものを見ていると言えるのでしょうか? 空間や価格、文脈……さまざまな要素を取り除いていくことで、あるべき場所にモノを置いていく面白さが浮かび上がります。 ・タグがない場所を泳ぎつづける ・2019年のベスト展示「カツラ利休」 ・すべてが不協和音を生む空間 ・「お店」は「値札」の世界 ・モノではなく、空間を観ている ・ブリ…
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「贈与を作らない関係性」 「“戦う“より“逃げろ“」 「『市場』と『資本主義』は別である」 後編では、フランスや南米の仏領ギアナなど、トランスボーダーに暮らすモン人とともにフィールドワークされてきた立教大学の中川理さんをお招きして、“移動し続ける“モン人の生活から、働くことの意義、私たちがとらわれている市場、資本主義に対する考え方について再考します。 文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを交えてお届けする文化人類学者おふたりによるディープな対話〈働くことの人類学〉の第5話後編。 【後編+アフタートーク】 ・モン人らしさとは何か ・命令する奴の足を引っ張る ・「依存」しないのが自由ではない ・投資をしない、蓄積をしない働き方 ・「市場」ではフェアな関係を演じる ・寡占…
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「命令するなら、金を払え」 「ズッキーニに辿り着く」 「機械化しにくい仕事を選択する」 フランスや南米の仏領ギアナなどで暮らすモン人とともにフィールドワークされてきた立教大学の中川理さんをゲストに、国境をこえて移動し、世界中で暮らすモン人の生き方から、「トランスボーダーな生き方」について考えます。 文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを交えてお届けする文化人類学者おふたりによるディープな対話〈働くことの人類学〉の第5話前編。 【前編】 ・難民としてフランスへ ・親戚関係が無いのはありえない ・苗字とクラン ・工場労働=奴隷をすること? ・アメリカにモン人が多い理由 ・アナ・チン「マツタケ」で描かれるモン人 etc.. 【出演】 中川 理さん 立教大学 異文化コミュニ…
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バイヤー/キュレーターとして活躍する山田遊さんをホストに迎え、「モノ」を通して人とモノの関係性を考えなおすポッドキャスト番組「新・雑貨論」。 第4回はオンラインを中心に骨董やアンティークなど古物を売るコレクティブ「tatami antiques」を率いる奥村乃さんが登場。 雑貨とも骨董とも古美術ともつかぬ魅力的なモノを扱っている奥村さんは、従来の価値基準とは異なるセレクトによって新たなモノの価値を伝えてきました。tatami antiquesに並ぶ“タグ”のつけようがない古物の数々は、わたしたちがいかに権威やコンテクストに依拠してモノを見ているのか明らかにしてくれます。 ・「HOTOKE」から「TATAMI」へ ・審査もトンマナもない骨董セレクトショップ ・雑貨/骨董/古美術 ・リサイクルシ…
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「胃の中にあるものを吐き出せ」 「女性のほうが情報通!?」 「“移動“が人間関係を調整する」 エチオピア南部の国境地帯に暮らす“牧畜民” ダサネッチ の研究をされている佐川徹さん(慶應義塾大学)をお招きして、牧畜民の生き方から「ノマド」の思想とはなにかを掘り下げて考えます。 文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを交えてお届けする文化人類学者おふたりによるディープな対話「働くの人類学」の第3話前編。 ・ダサネッチと家畜 ・牧畜民の「積極的移動」 ・「胃」の違いを尊重する ・「男」は世の中を分かっていない ・年齢組の相互扶助 ・牧畜民の人間関係 etc... 【出演】 佐川徹さん 慶應義塾大学文学部准教授。東アフリカの牧畜社会で紛争や開発について調査をおこなっている。近…
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「取引は騙されることが前提?」 「タンザニア商人のSNSの使い方」 「友情と裏切りの違い」 後編では、中国と行き来しながらビジネスを展開するタンザニア商人の研究されている、小川さやかさん(立命館大学)をお招きして、ずる賢さが価値とされる、タンザニアの商人の特殊な人間観や労働観が、彼らが営む現代のビジネスにどのような影響をもたらしているのか、その実態に迫っていきます。 文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを交えてお届けする文化人類学者おふたりによるディープな対話「働くの人類学」の第4話後編。 【後編+アフタートーク】 ・チョンキンマンションとは何か? ・インフォーマル経済のギグエコノミー化 ・ステイホーム型ビジネスの先取り ・SNSでは“偽り“も含めて評価 ・一番効果…
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「あらゆる仕事は“起業“」 「人生の勝算とは“外付けハードディスク“」 「権利と義務が相手を拘束する?」 『その日暮らしの人類学』『チョンキンマンションのボスは知っている』などのご著書でも知られる、立命館大学の小川さやかさんをお招きして、アフリカの古着商人たちや中国と行き来しながらビジネスを展開するタンザニア商人たちの生き方から、私たちがとらわれている働き方や時間の感覚を再考します。 文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを交えてお届けする文化人類学者おふたりによるディープな対話「働くの人類学」の第4話前編。 【前編】 ・オレンジ売りと古着 ・ずる賢い人と付き合うことが重要 ・タンザニア流の仕事の流儀 ・大統領秘書から詐欺師まで? ・他人はコントロールできなくていい …
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バイヤー/キュレーターとして活躍する山田遊さんをホストに迎え、「モノ」を通して人とモノの関係性を考えなおすポッドキャスト番組「新・雑貨論」。 Out of museum店主・小林眞さんをゲストに迎える第3回の後編では、「旅」と「モノ」の関係性について論じていきます。もはや気軽に旅へ出かけることが難しくなった現在、わたしたちから、モノから、いったい何が失われているのでしょうか。進行役の黒鳥社・若林恵も交えた3人のトークは、人・モノ・場のつながりを組みなおしていきます。 ・景色の変化からわかること ・初めて見るけど心の底にあったもの ・モノと旅はセット ・都会と田舎の差がなくなった ・「自分」がないとモノは買えない ・旅は「流行」を相対化する ・人とモノの関係は「恋愛」と同じ? ・買ってみてから…
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バイヤー/キュレーターとして活躍する山田遊さんをホストに迎え、「モノ」を通して人とモノの関係性を考えなおすポッドキャスト番組「新・雑貨論」。 第3回は東京・羽根木のアトリエ兼ギャラリーショップ「Out of museum」の店主・小林眞さんをゲストに迎え、モノを買うこと/つくることを巡ってトークします。世界各地のアートピースから工芸品など無数のモノに囲まれたこのお店は、いかにして生まれたのでしょうか。売ることを前提とした「買付」ではなく自分の惹かれるモノをひたすらに集めてきた小林さんの話からは、わたしたちの「モノ」との向き合い方が見えてくるかもしれません。 ・Out of museumは「驚異の部屋」 ・「買付」はしない ・昆虫採集から加速した収集癖 ・「人」も「モノ」も変わらない? ・モノ…
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「分かり合えないことが出発点」 「戦場で敵を助ける?」 「コーヒーを飲む場の公共性」 後編では、遊牧民の徹底した個人主義が「社会」と「政治」のあり方にどのような違いをもたらすのか。日本との比較を含めて、エチオピア南部の国境地帯に暮らす“牧畜民” ダサネッチ の研究をされている佐川徹さん(慶應義塾大学)にお話を伺っていきます。 文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを交えてお届けする文化人類学者おふたりによるディープな対話「働くの人類学」の第3話後編。 【後編+アフタートーク】 ・「胃」が違うってどういうこと? ・戦場でも、「敵」を助ける ・35歳からが本業 ・個人主義と公共性 ・アーレントとダサネッチ ・家畜の糞とダサネッチの生き甲斐 etc... 【出演】 佐川徹さ…
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バイヤー/キュレーターとして活躍する山田遊さんをホストに迎え、「モノ」を通して人とモノの関係性を考えなおすポッドキャスト番組「新・雑貨論」。 第2回の後編では、前編に引き続きfall店主・三品輝起さんをゲストに招き、社会や経済のなかでいかに雑貨が機能してきたのか論じていきます。 進行役の黒鳥社・若林恵も交えて進んだ3人の議論は、無印良品の功罪からはじまり、雑貨屋の“源流”としてのジャズ喫茶、そして資本主義から逸脱することの不可能性へ――かつて自由の象徴だった雑貨はいかにすべてを食い尽くし、終わりを迎えようとしているのでしょうか。 ・無印良品は「消費社会のアンチテーゼ」だった ・日本人にライフスタイルなどなかった ・片岡義男という“雑貨作家” ・突然現れた「和モダン」なるもの ・無印良品は“正…
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バイヤー/キュレーターとして活躍する山田遊さんをホストに迎え、「モノ」を通して人とモノの関係性を考えなおすポッドキャスト番組「新・雑貨論」。 第2回は雑貨屋「fall」の店主として15年にわたって雑貨と向き合いつづけてきた三品輝起さんをゲストに招き、いまわたしたちの世界を覆い尽くそうとしている「雑貨化」なる問題と向き合います。 『すべての雑貨』や『雑貨の終わり』など自身の著作を通じてモノと人、モノと経済、モノと社会の関係性について考えてきた三品さんは、雑貨は“終わる”だろうと語ります。果たして、わたしたちの世界はいかにして「雑貨化」しているのでしょうか? ・「雑貨学」の権威、三品輝起 ・かわいい化すると雑貨化する ・情報と記号を操作して価値を生む“錬金術” ・増殖する「インテリア」 ・雑貨と…
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「大人は子供のやりたいことを変えられない」「規範やルールはあえて作らない」「あいつは鍋の蓋を閉じている」「不安定性を前提にした社会の考え方」。前編では狩猟採集民の生活から、「働き方」について考えましたが、後半は、不安定性が前提となった社会における「生き方・働き方」について、アフリカ・カラハリ砂漠でフィールドワークをつづけてきた丸山淳子さん(津田塾大学)とともに深掘りします。 文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを交えてお届けする文化人類学者おふたりによるディープな対話「働くの人類学」の第2話後編。 【後編+アフタートーク】 ・「性別」が仕事を決定しない ・子供の意思に大人は介入できない ・規範やルールはあえて作らない ・「選択」と「消費」の場面での違い ・自律と依存…
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