Artwork

コンテンツは 中央廣播電臺 RTI Radio Taiwan International and 中野 理絵 , Rti によって提供されます。エピソード、グラフィック、ポッドキャストの説明を含むすべてのポッドキャスト コンテンツは、中央廣播電臺 RTI Radio Taiwan International and 中野 理絵 , Rti またはそのポッドキャスト プラットフォーム パートナーによって直接アップロードされ、提供されます。誰かがあなたの著作権で保護された作品をあなたの許可なく使用していると思われる場合は、ここで概説されているプロセスに従うことができますhttps://ja.player.fm/legal
Player FM -ポッドキャストアプリ
Player FMアプリでオフラインにしPlayer FMう!

GO GO台湾 - 2021-01-16_苗栗・大湖のいちご狩り

 
シェア
 

Manage episode 282448595 series 2548886
コンテンツは 中央廣播電臺 RTI Radio Taiwan International and 中野 理絵 , Rti によって提供されます。エピソード、グラフィック、ポッドキャストの説明を含むすべてのポッドキャスト コンテンツは、中央廣播電臺 RTI Radio Taiwan International and 中野 理絵 , Rti またはそのポッドキャスト プラットフォーム パートナーによって直接アップロードされ、提供されます。誰かがあなたの著作権で保護された作品をあなたの許可なく使用していると思われる場合は、ここで概説されているプロセスに従うことができますhttps://ja.player.fm/legal

この1週間は寒い日が多かったですね~。我が家のエアコンには暖房機能がないので、小さな温風ヒーターを出し、週末は一昨年買った簡易の湯船に浸かり、平日は毎日足湯をして、お布団には湯たんぽを入れて眠っていました。お風呂にシャワーしかないのに耐えられず一昨年、子供用プールのようなもので深さのある簡易湯船を買っていたんですが、これが何ともありがたかったです。寒いと本当に湯船が恋しくなります。

この寒さに私は「家から出たくない~!」と、先週末はお家にこもっていましたが、台湾の人たちは雪が楽しみで出かけたり、新型コロナの影響で旅に行けないうっぷんを晴らすべく台湾のあちこちに旅行に出かけたりしていて、本当にアクティブだなと思います。

そんな台湾では、今、いちご狩りの季節!

イチゴは果実が実ってから収穫されるまでの日数が長ければ長いほど甘くなるのですが、気温が低ければ低いほど収穫されるまでの日数は長くなるので、この時期、寒い冬が一番美味しいとされています。しかも多くのイチゴ農園が露地栽培。つまり、まさに“旬”の時期なんです。そのため、台湾もまだ外は寒いのですが、美味しいイチゴを求めて多くの人がいちご狩りに行きます。

前にこのコーナーで、台北のいちご狩りスポット「內湖」をご紹介しましたが、台湾で苺が最も有名な場所と言えば、台湾北西部・苗栗の「大湖」です。

「大湖」は、「イチゴの故郷」、「イチゴ王国」とも言われて、このシーズンになると「イチゴフェスティバル」を行っていて、たくさんあるイチゴ農園でいちご狩りが楽しめたり、いちごを使ったスイーツはもちろん、スイーツだけじゃない“イチゴ関連の食べ物”が楽しめたりもします。この時期は街中がイチゴ一色、ピンク色に盛り上がります。

なぜこの「大湖」が「イチゴ王国」になったのかというと、この土地の気候と土壌がイチゴづくりに適していることから、当初は台湾の有名な食品メーカー「義美」が作るイチゴアイスクリームの原料として提供するために作られていたんだそうです。その後、旅行客が「台3線」と呼ばれる国道で「大湖」を通過する際にたくさんのイチゴ農園があることに気づき、「イチゴ狩りができないか」という問い合わせが増えてきたことから、観光産業として開放しはじめ、現在では「イチゴ王国」として広く知られるようになったんだそうです。

この「大湖」エリアには、とにかくイチゴ農園がたくさんあって、いちご狩りに行こうにもどの農園に行ったらいいか選択肢が多くて迷ってしまいます。ただ、どのイチゴ農園も、入園料無料、摘んだイチゴの重さを計っていくらかという計算をするという同じシステムになっています。また、事前の予約も必要ないので、旅の途中に気軽に立ち寄って、「ここのイチゴ農園よさそうだなぁ~」というところにふらりと訪れることができますよ。

農園によってイチゴがいっぱい実っている時期が違ったりもしますし、最近では、農園それぞれに特色を出そうと、様々な工夫をしていて、かがまなくてもイチゴが摘めるようにと少し高めの位置で栽培をしていたり、子供から大人まで取りやすいように、低い位置、大人の腰の高さ、胸の高さ…と様々な高さの棚で栽培している農園があったり、また中には、車いすでもいちご狩りが楽しめるように通路の幅を広めにとっている農園もあったりします。このほかにも、品種にこだわっていたり、いちごジャムのDIYをやっていたり、練乳を無料で提供してくれるところがあったりと、いちご狩りだけじゃないプラスアルファのこだわりもあったりしますので、現地に行って農園の雰囲気をのぞいてみてから選ぶのもいいですし、事前に「大湖」の「イチゴフェスティバル」のページで各農園の特徴をチェックして、問い合わせてから行くのもいいと思います。

価格は農園によって若干の差はありますが、今年の現在の価格は1斤(600g)あたり大体台湾元300~400元(日本円1,000~1,500円)の間くらいだそうですよ。なお、摘んだイチゴの重さで料金を計算するので、摘んでは食べ、摘んでは食べ…ということはできませんので、それだけは注意してくださいね。

ちなみに、車があると便利なのですが、公共の交通機関を利用する場合は、在来線台湾鉄道に乗って「苗栗」駅まで行き、駅そばにあるバスセンターから新竹客運というバス会社の「大湖」行きのバス、もしくは「卓蘭」行きのバスに乗って、40分ほどで「大湖」エリアに着きます。バス停も“イチゴ”になっているので、ワクワクしますよ。

なお、「大湖」バス停の少し手前に「大湖酒莊(大湖ワインランドリゾート)」バス停があるのでここに立ち寄るのもおススメです。「大湖」を訪れる人の多くが立ち寄るこの「大湖酒莊(大湖ワインランドリゾート)」は、アジア最大の“イチゴのお酒”を造っているところで、そこには「イチゴ文化館」があります。5階建ての建物は入口の扉のとっても“イチゴ”になっていて、1階がイチゴ関係のお菓子やお酒、記念品などが売っているお土産屋さんとなっていて、2階は放映室、3階はイチゴの生態や発展の歴史、食べ方など、いちごに関することが詳しく紹介された展示スペースに、そして4階はレストラン、5階は空中庭園となっていています。

4階のレストランでは他では食べられないようなイチゴを使った様々な美食が楽しめますよ。どんなものがあるかというと、いちごのアイスや、いちご大福、いちごのクッキー、そして、台湾ソーセージと言われる「香腸」のイチゴ味や、「貢丸」という肉団子のイチゴ味なんかも楽しめます。

しかもここはイチゴのお酒工場がある場所。いちごのお酒の販売だけじゃなく、試飲もさせてくれます。これは公共交通機関を使ってやってきた人は張り切って楽しめますね。

ここだけでも楽しめるので、もしいちご狩りのシーズンじゃないときに訪れた場合でも「イチゴの故郷」の雰囲気を十分に楽しめますよ。

「大湖酒莊(大湖ワインランドリゾート)/イチゴ文化館」は年中無休で入館無料。朝9時半から、平日は夕方17時半まで、休日は夕方18時半までの開放となっています。

トーク②:巧克力雲莊(Schokolake)≫

苗栗県の「大湖」は「イチゴの故郷」、「イチゴ王国」として有名ですが、“イチゴ三昧”を楽しんだら、イチゴとの相性もいい“チョコレート”も楽しんでください。

「大湖酒莊(大湖ワインランドリゾート)/イチゴ文化館」から3キロほど苗栗駅側に行った先にある「巧克力雲莊(Schokolake)」─。

ここは、カカオの生産から、研究開発、そして販売までを一貫して行う台湾唯一の専門的なチョコレート専門工場なんです。そしてここには「巧克力故事館」があって、カカオについての文化や知識を紹介している他、チョコレートの製造過程を知るDIY体験なども行っています。

しかも広い敷地は5つのエリアに分かれていて、「巧克力故事館」の他に、チョコレートを使った食事やここで作られた手作りビールが楽しめる「巧克力品嚐館」や、2017年に南米のエクアドルで撮影したという3D映像などが楽しめる「巧克力夢想館」、宿泊施設エリアの「空間密碼」、そして「植物園」があります。

そう、ここは宿泊施設もあるので、ここに泊まってゆっくりと「大湖」のイチゴと、チョコレートと、この自然を楽しむことができます。しかも「植物園」エリアだけでなく、広い敷地にはたくさんの草花もあるので、四季を通して季節を楽しむことができますよ。

イチゴのシーズンには、イチゴとチョコレートを組み合わせたメニューも登場しますよ。これは間違いなく美味しい組み合わせですよね!

お店自体は台北にもありますが、ここでしか味わえない体験ができると思います。

「巧克力雲莊(Schokolake)」までのアクセスは、いちご狩りに向かうのと同じく、台湾鉄道「苗栗」駅から新竹客運というバス会社の「大湖」行きのバス、もしくは「卓蘭」行きのバスに乗って、「法雲寺口」バス停下車、徒歩10分です。

もしこの「巧克力雲莊(Schokolake)」の宿泊施設を利用する場合は、台湾新幹線こと台湾高速鉄道「苗栗」駅からの送迎付きの宿泊プランもありますよ。

ここに泊まって、イチゴとチョコレート三昧なんて、夢のようですね。

“夢のよう”といえばもう一つ、この「大湖エリア」の「石湯温泉」も人気です。

水着着用で入るスタイルですが、広い露天風呂や、小さく仕切られた露天風呂、スチームサウナなどもあって、いつも多くの人で賑わっています。

もし、ゆっくりと温泉を楽しみたいという場合は、同じ系列の「石風城堡」がおススメです。こちらは、3000坪もの空間に、3つの温泉ヴィラと、5つの湯屋、そして季節の創作料理を楽しめるレストランがあります。高級なリゾート旅館の雰囲気で、ヴィラに宿泊の場合はやはりそれなりのお値段はしますが、湯屋は1時間800元、ハイシーズンの11月から2月は1時間1000元となっています。

この「石湯温泉」と「石風城堡」もイチゴ農園が集まるエリアにあります。

「石湯温泉」は前半にご紹介した「大湖酒莊(大湖ワインランドリゾート)/イチゴ文化館」よりも先に行った「竹高屋」バス停の近く。そして「石風城堡」は先ほどご紹介した「巧克力雲莊(Schokolake)」と同じ「法雲寺口」バス停下車すぐの場所にあります。

いちご狩りで外に長時間いてちょっと冷えた体を、ここでゆったりと温めて帰るのもいいかもしれません。

今週は台湾の「イチゴの故郷」「いちご王国」、苗栗の「大湖」をご紹介しましたが、台湾でも日本のイチゴは大人気です。特に福岡の「あまおう」なんかは、日本の3倍くらいの値段で販売されているブランドイチゴです。なので、日本のイチゴはもちろん美味しいのですが、台湾では高くてなかなか手が出せません。

でも、台湾のイチゴもいろんな品種があって美味しいので、私もよく台湾のイチゴを買っています。皆さんも機会があれば台湾のイチゴもぜひ食べてみてくださいね。

台湾の一般的なイチゴの品種は「香水」というものですが、最近では、苗栗エリアの農業改良場が作り出した糖度16度という「戀香」という品種のイチゴが甘くて美味しいと人気のようです。

イチゴのシーズンに台湾を訪れる機会があれば、ぜひ台湾のいちご狩りをしに「大湖」へ足を運んでもらいたいと思いますが、苗栗といえば、油桐花(アブラギリの花)が有名ですので、もちろん「大湖」エリアでも毎年4月~5月頃になると油桐花(アブラギリの花)が楽しめます。また、自然豊かな場所ですので、イチゴの季節に限らず楽しめるスポットです。台湾に遊びに来てちょっと台北以外にも遠出してみようかな~と思ったら、ぜひ苗栗の「大湖」にも足を延ばしてみてくださいね。

(編集:中野理絵/王淑卿)

  continue reading

291 つのエピソード

Artwork
iconシェア
 
Manage episode 282448595 series 2548886
コンテンツは 中央廣播電臺 RTI Radio Taiwan International and 中野 理絵 , Rti によって提供されます。エピソード、グラフィック、ポッドキャストの説明を含むすべてのポッドキャスト コンテンツは、中央廣播電臺 RTI Radio Taiwan International and 中野 理絵 , Rti またはそのポッドキャスト プラットフォーム パートナーによって直接アップロードされ、提供されます。誰かがあなたの著作権で保護された作品をあなたの許可なく使用していると思われる場合は、ここで概説されているプロセスに従うことができますhttps://ja.player.fm/legal

この1週間は寒い日が多かったですね~。我が家のエアコンには暖房機能がないので、小さな温風ヒーターを出し、週末は一昨年買った簡易の湯船に浸かり、平日は毎日足湯をして、お布団には湯たんぽを入れて眠っていました。お風呂にシャワーしかないのに耐えられず一昨年、子供用プールのようなもので深さのある簡易湯船を買っていたんですが、これが何ともありがたかったです。寒いと本当に湯船が恋しくなります。

この寒さに私は「家から出たくない~!」と、先週末はお家にこもっていましたが、台湾の人たちは雪が楽しみで出かけたり、新型コロナの影響で旅に行けないうっぷんを晴らすべく台湾のあちこちに旅行に出かけたりしていて、本当にアクティブだなと思います。

そんな台湾では、今、いちご狩りの季節!

イチゴは果実が実ってから収穫されるまでの日数が長ければ長いほど甘くなるのですが、気温が低ければ低いほど収穫されるまでの日数は長くなるので、この時期、寒い冬が一番美味しいとされています。しかも多くのイチゴ農園が露地栽培。つまり、まさに“旬”の時期なんです。そのため、台湾もまだ外は寒いのですが、美味しいイチゴを求めて多くの人がいちご狩りに行きます。

前にこのコーナーで、台北のいちご狩りスポット「內湖」をご紹介しましたが、台湾で苺が最も有名な場所と言えば、台湾北西部・苗栗の「大湖」です。

「大湖」は、「イチゴの故郷」、「イチゴ王国」とも言われて、このシーズンになると「イチゴフェスティバル」を行っていて、たくさんあるイチゴ農園でいちご狩りが楽しめたり、いちごを使ったスイーツはもちろん、スイーツだけじゃない“イチゴ関連の食べ物”が楽しめたりもします。この時期は街中がイチゴ一色、ピンク色に盛り上がります。

なぜこの「大湖」が「イチゴ王国」になったのかというと、この土地の気候と土壌がイチゴづくりに適していることから、当初は台湾の有名な食品メーカー「義美」が作るイチゴアイスクリームの原料として提供するために作られていたんだそうです。その後、旅行客が「台3線」と呼ばれる国道で「大湖」を通過する際にたくさんのイチゴ農園があることに気づき、「イチゴ狩りができないか」という問い合わせが増えてきたことから、観光産業として開放しはじめ、現在では「イチゴ王国」として広く知られるようになったんだそうです。

この「大湖」エリアには、とにかくイチゴ農園がたくさんあって、いちご狩りに行こうにもどの農園に行ったらいいか選択肢が多くて迷ってしまいます。ただ、どのイチゴ農園も、入園料無料、摘んだイチゴの重さを計っていくらかという計算をするという同じシステムになっています。また、事前の予約も必要ないので、旅の途中に気軽に立ち寄って、「ここのイチゴ農園よさそうだなぁ~」というところにふらりと訪れることができますよ。

農園によってイチゴがいっぱい実っている時期が違ったりもしますし、最近では、農園それぞれに特色を出そうと、様々な工夫をしていて、かがまなくてもイチゴが摘めるようにと少し高めの位置で栽培をしていたり、子供から大人まで取りやすいように、低い位置、大人の腰の高さ、胸の高さ…と様々な高さの棚で栽培している農園があったり、また中には、車いすでもいちご狩りが楽しめるように通路の幅を広めにとっている農園もあったりします。このほかにも、品種にこだわっていたり、いちごジャムのDIYをやっていたり、練乳を無料で提供してくれるところがあったりと、いちご狩りだけじゃないプラスアルファのこだわりもあったりしますので、現地に行って農園の雰囲気をのぞいてみてから選ぶのもいいですし、事前に「大湖」の「イチゴフェスティバル」のページで各農園の特徴をチェックして、問い合わせてから行くのもいいと思います。

価格は農園によって若干の差はありますが、今年の現在の価格は1斤(600g)あたり大体台湾元300~400元(日本円1,000~1,500円)の間くらいだそうですよ。なお、摘んだイチゴの重さで料金を計算するので、摘んでは食べ、摘んでは食べ…ということはできませんので、それだけは注意してくださいね。

ちなみに、車があると便利なのですが、公共の交通機関を利用する場合は、在来線台湾鉄道に乗って「苗栗」駅まで行き、駅そばにあるバスセンターから新竹客運というバス会社の「大湖」行きのバス、もしくは「卓蘭」行きのバスに乗って、40分ほどで「大湖」エリアに着きます。バス停も“イチゴ”になっているので、ワクワクしますよ。

なお、「大湖」バス停の少し手前に「大湖酒莊(大湖ワインランドリゾート)」バス停があるのでここに立ち寄るのもおススメです。「大湖」を訪れる人の多くが立ち寄るこの「大湖酒莊(大湖ワインランドリゾート)」は、アジア最大の“イチゴのお酒”を造っているところで、そこには「イチゴ文化館」があります。5階建ての建物は入口の扉のとっても“イチゴ”になっていて、1階がイチゴ関係のお菓子やお酒、記念品などが売っているお土産屋さんとなっていて、2階は放映室、3階はイチゴの生態や発展の歴史、食べ方など、いちごに関することが詳しく紹介された展示スペースに、そして4階はレストラン、5階は空中庭園となっていています。

4階のレストランでは他では食べられないようなイチゴを使った様々な美食が楽しめますよ。どんなものがあるかというと、いちごのアイスや、いちご大福、いちごのクッキー、そして、台湾ソーセージと言われる「香腸」のイチゴ味や、「貢丸」という肉団子のイチゴ味なんかも楽しめます。

しかもここはイチゴのお酒工場がある場所。いちごのお酒の販売だけじゃなく、試飲もさせてくれます。これは公共交通機関を使ってやってきた人は張り切って楽しめますね。

ここだけでも楽しめるので、もしいちご狩りのシーズンじゃないときに訪れた場合でも「イチゴの故郷」の雰囲気を十分に楽しめますよ。

「大湖酒莊(大湖ワインランドリゾート)/イチゴ文化館」は年中無休で入館無料。朝9時半から、平日は夕方17時半まで、休日は夕方18時半までの開放となっています。

トーク②:巧克力雲莊(Schokolake)≫

苗栗県の「大湖」は「イチゴの故郷」、「イチゴ王国」として有名ですが、“イチゴ三昧”を楽しんだら、イチゴとの相性もいい“チョコレート”も楽しんでください。

「大湖酒莊(大湖ワインランドリゾート)/イチゴ文化館」から3キロほど苗栗駅側に行った先にある「巧克力雲莊(Schokolake)」─。

ここは、カカオの生産から、研究開発、そして販売までを一貫して行う台湾唯一の専門的なチョコレート専門工場なんです。そしてここには「巧克力故事館」があって、カカオについての文化や知識を紹介している他、チョコレートの製造過程を知るDIY体験なども行っています。

しかも広い敷地は5つのエリアに分かれていて、「巧克力故事館」の他に、チョコレートを使った食事やここで作られた手作りビールが楽しめる「巧克力品嚐館」や、2017年に南米のエクアドルで撮影したという3D映像などが楽しめる「巧克力夢想館」、宿泊施設エリアの「空間密碼」、そして「植物園」があります。

そう、ここは宿泊施設もあるので、ここに泊まってゆっくりと「大湖」のイチゴと、チョコレートと、この自然を楽しむことができます。しかも「植物園」エリアだけでなく、広い敷地にはたくさんの草花もあるので、四季を通して季節を楽しむことができますよ。

イチゴのシーズンには、イチゴとチョコレートを組み合わせたメニューも登場しますよ。これは間違いなく美味しい組み合わせですよね!

お店自体は台北にもありますが、ここでしか味わえない体験ができると思います。

「巧克力雲莊(Schokolake)」までのアクセスは、いちご狩りに向かうのと同じく、台湾鉄道「苗栗」駅から新竹客運というバス会社の「大湖」行きのバス、もしくは「卓蘭」行きのバスに乗って、「法雲寺口」バス停下車、徒歩10分です。

もしこの「巧克力雲莊(Schokolake)」の宿泊施設を利用する場合は、台湾新幹線こと台湾高速鉄道「苗栗」駅からの送迎付きの宿泊プランもありますよ。

ここに泊まって、イチゴとチョコレート三昧なんて、夢のようですね。

“夢のよう”といえばもう一つ、この「大湖エリア」の「石湯温泉」も人気です。

水着着用で入るスタイルですが、広い露天風呂や、小さく仕切られた露天風呂、スチームサウナなどもあって、いつも多くの人で賑わっています。

もし、ゆっくりと温泉を楽しみたいという場合は、同じ系列の「石風城堡」がおススメです。こちらは、3000坪もの空間に、3つの温泉ヴィラと、5つの湯屋、そして季節の創作料理を楽しめるレストランがあります。高級なリゾート旅館の雰囲気で、ヴィラに宿泊の場合はやはりそれなりのお値段はしますが、湯屋は1時間800元、ハイシーズンの11月から2月は1時間1000元となっています。

この「石湯温泉」と「石風城堡」もイチゴ農園が集まるエリアにあります。

「石湯温泉」は前半にご紹介した「大湖酒莊(大湖ワインランドリゾート)/イチゴ文化館」よりも先に行った「竹高屋」バス停の近く。そして「石風城堡」は先ほどご紹介した「巧克力雲莊(Schokolake)」と同じ「法雲寺口」バス停下車すぐの場所にあります。

いちご狩りで外に長時間いてちょっと冷えた体を、ここでゆったりと温めて帰るのもいいかもしれません。

今週は台湾の「イチゴの故郷」「いちご王国」、苗栗の「大湖」をご紹介しましたが、台湾でも日本のイチゴは大人気です。特に福岡の「あまおう」なんかは、日本の3倍くらいの値段で販売されているブランドイチゴです。なので、日本のイチゴはもちろん美味しいのですが、台湾では高くてなかなか手が出せません。

でも、台湾のイチゴもいろんな品種があって美味しいので、私もよく台湾のイチゴを買っています。皆さんも機会があれば台湾のイチゴもぜひ食べてみてくださいね。

台湾の一般的なイチゴの品種は「香水」というものですが、最近では、苗栗エリアの農業改良場が作り出した糖度16度という「戀香」という品種のイチゴが甘くて美味しいと人気のようです。

イチゴのシーズンに台湾を訪れる機会があれば、ぜひ台湾のいちご狩りをしに「大湖」へ足を運んでもらいたいと思いますが、苗栗といえば、油桐花(アブラギリの花)が有名ですので、もちろん「大湖」エリアでも毎年4月~5月頃になると油桐花(アブラギリの花)が楽しめます。また、自然豊かな場所ですので、イチゴの季節に限らず楽しめるスポットです。台湾に遊びに来てちょっと台北以外にも遠出してみようかな~と思ったら、ぜひ苗栗の「大湖」にも足を延ばしてみてくださいね。

(編集:中野理絵/王淑卿)

  continue reading

291 つのエピソード

すべてのエピソード

×
 
Loading …

プレーヤーFMへようこそ!

Player FMは今からすぐに楽しめるために高品質のポッドキャストをウェブでスキャンしています。 これは最高のポッドキャストアプリで、Android、iPhone、そしてWebで動作します。 全ての端末で購読を同期するためにサインアップしてください。

 

クイックリファレンスガイド