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【海軍省 練習兵用 歴史教科書】19. 尊皇精神と応仁の乱

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(3)時代の推移と尊皇精神の発現

幕府の失権と戦国の世相

建武中興(けんむちゅうこう)の大業に叛(そむ)き奉った足利尊氏は、その野心を遂げるためしきりに私恩を施して武士を手なづけ、やがて義満に至り、京都室町に幕府を開いて武家政治を再興した。しかし大義名分を紊(みだ)した足利氏に、長く幕府を保ちえる實力(じつりょく)があるはずはなく、地方の諸将はこれに乗じて次第に勢力を貯へ、四代将軍義教(よしのり)の頃からは幕府の命令を意としないものさへ生じ、やがて應仁(おうにん)の乱後は幕府の勢力も全く衰へ、群雄は四方に起こって攻略をこととし、兵乱が相次いで起こって、ここに百餘年に亙るいはゆる戰國の世相が現出した。

皇室の御式微

この間、皇室の御料地(ごりょうち)は、打続く戦乱のために多く有名無實となり、幕府もこれに對し奉って御費用を献上する資力がなく、内裏(だいり)の御築地(おんついぢ)は破れ、日々の供御(くご)にもことかかせられ、申すも畏れ多いことではあるが、御即位の御大禮、御大葬の御儀式さへ長年に亙って滞(とどこほ)らせ給ふという御有様であった。

仁慈(じんじ)の御聖徳

しかしこのやうな皇室の御式微にもかかはらず、我が國體の尊厳は毫も損ぜられることなく、御歴代の天皇は常に仁慈愛民の大御心を蒼生の上に垂れさせ給ひ、いつの世にもかはらせ給はぬ御聖徳の数々は、拝するだに感激措(お)く能はざるところである。

國民の忠誠

されば御歴代の御仁慈(ごじんじ)を拝し、国民の間に自ずから(おの)ずから深い勤皇思想が起こされたことは、我が国民精神本然(ほんねん)の発露であった。

諸国の豪族の中には聖恩に感激して尊皇の至誠を致すものが相次いで現れた。

即ち大内義隆(おおうちよしたか)・毛利元就(もうりもとなり)・織田信秀(おだのぶひで)・今川義元(いまがわよしもと)等はしばしば御即位・御大葬、或いは皇大神宮や皇居御修理の御費用を献じ奉った。

また公卿の中には地方を回って諸豪族に勤皇を説くものが現れ、町人の中にさへ、皇居を修理し奉り供御(くご)を奉って、忠誠を盡くすものが現れた。

尊皇精神と海内一統

かくて皇室の御仁慈(ごじんじ)は深く国民の間に照り徹(とほ)り、戦乱をこととする諸豪族の間には、天皇を奉じて天下を統一し、宸襟(しんきん)を安んじ奉らうと志すものが現われはじめ、遂に勤皇敬神の志の極めて熱い織田信長及び豊臣秀吉の手によって、はじめて海内一統(かいないいっとう)の事業が実現せられたことは、誠に我が國體の然らしめるところであり、このやうな戰國の世相に於いてすら尊皇精神の発現を見たことは、正に我が國體の世界に冠絶(かんぜつ)する所以(ゆえん)である。

御歴代の御仁慈

治めしる我が世いかにと浪風の八十島(やそしま)かけてゆく心かな(後柏原天皇 ごかしわばらてんのう)

愚なる身は忘れても 大方の世の憂きをさへ また嘆くかな(後土御門天皇 ごつちみかどてんのう)

朕民の父母として徳覆ふ能はず 甚だ自ら痛む (後奈良天皇宸筆寫經(写経)奥書)

https://youtu.be/lfQvTta7y9U

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幕府の失権と戦国の世相

建武中興(けんむちゅうこう)の大業に叛(そむ)き奉った足利尊氏は、その野心を遂げるためしきりに私恩を施して武士を手なづけ、やがて義満に至り、京都室町に幕府を開いて武家政治を再興した。しかし大義名分を紊(みだ)した足利氏に、長く幕府を保ちえる實力(じつりょく)があるはずはなく、地方の諸将はこれに乗じて次第に勢力を貯へ、四代将軍義教(よしのり)の頃からは幕府の命令を意としないものさへ生じ、やがて應仁(おうにん)の乱後は幕府の勢力も全く衰へ、群雄は四方に起こって攻略をこととし、兵乱が相次いで起こって、ここに百餘年に亙るいはゆる戰國の世相が現出した。

皇室の御式微

この間、皇室の御料地(ごりょうち)は、打続く戦乱のために多く有名無實となり、幕府もこれに對し奉って御費用を献上する資力がなく、内裏(だいり)の御築地(おんついぢ)は破れ、日々の供御(くご)にもことかかせられ、申すも畏れ多いことではあるが、御即位の御大禮、御大葬の御儀式さへ長年に亙って滞(とどこほ)らせ給ふという御有様であった。

仁慈(じんじ)の御聖徳

しかしこのやうな皇室の御式微にもかかはらず、我が國體の尊厳は毫も損ぜられることなく、御歴代の天皇は常に仁慈愛民の大御心を蒼生の上に垂れさせ給ひ、いつの世にもかはらせ給はぬ御聖徳の数々は、拝するだに感激措(お)く能はざるところである。

國民の忠誠

されば御歴代の御仁慈(ごじんじ)を拝し、国民の間に自ずから(おの)ずから深い勤皇思想が起こされたことは、我が国民精神本然(ほんねん)の発露であった。

諸国の豪族の中には聖恩に感激して尊皇の至誠を致すものが相次いで現れた。

即ち大内義隆(おおうちよしたか)・毛利元就(もうりもとなり)・織田信秀(おだのぶひで)・今川義元(いまがわよしもと)等はしばしば御即位・御大葬、或いは皇大神宮や皇居御修理の御費用を献じ奉った。

また公卿の中には地方を回って諸豪族に勤皇を説くものが現れ、町人の中にさへ、皇居を修理し奉り供御(くご)を奉って、忠誠を盡くすものが現れた。

尊皇精神と海内一統

かくて皇室の御仁慈(ごじんじ)は深く国民の間に照り徹(とほ)り、戦乱をこととする諸豪族の間には、天皇を奉じて天下を統一し、宸襟(しんきん)を安んじ奉らうと志すものが現われはじめ、遂に勤皇敬神の志の極めて熱い織田信長及び豊臣秀吉の手によって、はじめて海内一統(かいないいっとう)の事業が実現せられたことは、誠に我が國體の然らしめるところであり、このやうな戰國の世相に於いてすら尊皇精神の発現を見たことは、正に我が國體の世界に冠絶(かんぜつ)する所以(ゆえん)である。

御歴代の御仁慈

治めしる我が世いかにと浪風の八十島(やそしま)かけてゆく心かな(後柏原天皇 ごかしわばらてんのう)

愚なる身は忘れても 大方の世の憂きをさへ また嘆くかな(後土御門天皇 ごつちみかどてんのう)

朕民の父母として徳覆ふ能はず 甚だ自ら痛む (後奈良天皇宸筆寫經(写経)奥書)

https://youtu.be/lfQvTta7y9U

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