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【海軍省 練習兵用 歴史教科書】13. 刀伊の入寇

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武士の勃興と元寇(げんこう)の撃攘(げきじょう)

(1)政治の紊乱(びんらん)と国防の危機

朝政の隆替

桓武天皇(かんむてんのう)の平安奠都(てんと)以来、御歴代天皇はますます内治の振興と文教の隆昌(りゅうしょう)を図り給うて、皇威はいよいよ国の内外に輝いた。

ところが やがて藤原氏が出て 次第に権勢を擅(ほしいまま)にし、遂には摂政(せっしょう)・関白(かんぱく)となって万機(ばんき)をことごとく専断するようになってからは、朝運も漸(ようや)くお衰え遊ばされていったのは、まことに畏(かしこ)き極みであった。

延喜(えんぎ)・天暦(てんりゃく)の聖代

この間、第60代醍醐天皇は權臣(かんしん)の跋扈(ばっこ)に鑑(かんが)み、菅原道真(すがわらみちざね)を重用して 親政の實を挙げ給ふとともに、大御心(おおみこころ)を深く国政の刷新に注がせ給ひ、次いで 第62代村上天皇(むらかみてんのう)も万機を親裁あらせられて、政道の振肅(しんしゅく)を図り給うた。

されば この御代は延喜(えんぎ)・天暦(てんりゃく)の聖代(せいだい)と称せられ、後の建武中興(けんむちゅうこう)は、この親政の盛時に復(かえ)すことを目標として進められたのである。

しかしその後、藤原氏の権勢はますます強く幾多の弊害を生じたが就中国家の政治を一門を以て私(わたくし)したことは、大義名分を紊(みだ)すものであるとともに、人材登用の道を塞(ふさ)いで政治の紊乱(びんらん)を来たし、また 多くの荘園(しょうえん)を兼併(けんぺい)して栄華を極めたので、律令制度は有名無実となり、社会の秩序は混乱の極(きわみ)に達した。

かくて藤原氏擅権(せんけん)の時代を通じ 大化改新の精神は失われ、国家観念の衰退とととに、国民の海外発展の気象も薄れ、やがて国防の危機さへ招かれるようになったのは、まことに遺憾の極(きわ)みであった。

国防の危機

當時朝鮮では 新羅が既に衰えて国政が乱れ、その邊民(へんみん)はしばしば我が沿岸に出没していたが、第59代 宇多天皇(うたてんのう)の御代、賊船が遂に対馬・九州に入寇して来た。

また 渤海(ぼっかい)の滅後、その地に刀伊(とい)が興り、海賊となって近海を侵略していたが、第68代 後一條天皇(ごいちじょうてんのう)の御代、突然その兵船数十艘(そう)が 対馬・壱岐(いき)の二島を侵し、次いで九州に迫った。

これを刀伊(とい)の入寇(にゅうこう)といふ。

いづれも その地の将兵が よく奮戦して賊船を斥(しりぞ)け、国威を辱めるようなことは些(いささ)かもなかったが、このような外寇を受けたのは、一つには 当時の国民が、海外雄飛の伝統を忘れて攻撃が最良の防御であることを知らず、僅(わず)かに 壱岐・対馬をはじめ九州の沿岸に城塞を築いて防備に専念し、水軍の充実に努力を缺(か、欠)いていたために外ならない。

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(1)政治の紊乱(びんらん)と国防の危機

朝政の隆替

桓武天皇(かんむてんのう)の平安奠都(てんと)以来、御歴代天皇はますます内治の振興と文教の隆昌(りゅうしょう)を図り給うて、皇威はいよいよ国の内外に輝いた。

ところが やがて藤原氏が出て 次第に権勢を擅(ほしいまま)にし、遂には摂政(せっしょう)・関白(かんぱく)となって万機(ばんき)をことごとく専断するようになってからは、朝運も漸(ようや)くお衰え遊ばされていったのは、まことに畏(かしこ)き極みであった。

延喜(えんぎ)・天暦(てんりゃく)の聖代

この間、第60代醍醐天皇は權臣(かんしん)の跋扈(ばっこ)に鑑(かんが)み、菅原道真(すがわらみちざね)を重用して 親政の實を挙げ給ふとともに、大御心(おおみこころ)を深く国政の刷新に注がせ給ひ、次いで 第62代村上天皇(むらかみてんのう)も万機を親裁あらせられて、政道の振肅(しんしゅく)を図り給うた。

されば この御代は延喜(えんぎ)・天暦(てんりゃく)の聖代(せいだい)と称せられ、後の建武中興(けんむちゅうこう)は、この親政の盛時に復(かえ)すことを目標として進められたのである。

しかしその後、藤原氏の権勢はますます強く幾多の弊害を生じたが就中国家の政治を一門を以て私(わたくし)したことは、大義名分を紊(みだ)すものであるとともに、人材登用の道を塞(ふさ)いで政治の紊乱(びんらん)を来たし、また 多くの荘園(しょうえん)を兼併(けんぺい)して栄華を極めたので、律令制度は有名無実となり、社会の秩序は混乱の極(きわみ)に達した。

かくて藤原氏擅権(せんけん)の時代を通じ 大化改新の精神は失われ、国家観念の衰退とととに、国民の海外発展の気象も薄れ、やがて国防の危機さへ招かれるようになったのは、まことに遺憾の極(きわ)みであった。

国防の危機

當時朝鮮では 新羅が既に衰えて国政が乱れ、その邊民(へんみん)はしばしば我が沿岸に出没していたが、第59代 宇多天皇(うたてんのう)の御代、賊船が遂に対馬・九州に入寇して来た。

また 渤海(ぼっかい)の滅後、その地に刀伊(とい)が興り、海賊となって近海を侵略していたが、第68代 後一條天皇(ごいちじょうてんのう)の御代、突然その兵船数十艘(そう)が 対馬・壱岐(いき)の二島を侵し、次いで九州に迫った。

これを刀伊(とい)の入寇(にゅうこう)といふ。

いづれも その地の将兵が よく奮戦して賊船を斥(しりぞ)け、国威を辱めるようなことは些(いささ)かもなかったが、このような外寇を受けたのは、一つには 当時の国民が、海外雄飛の伝統を忘れて攻撃が最良の防御であることを知らず、僅(わず)かに 壱岐・対馬をはじめ九州の沿岸に城塞を築いて防備に専念し、水軍の充実に努力を缺(か、欠)いていたために外ならない。

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