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アンサングシンデレラ:縁の下の力持ちも進化をつづける(第三話)

 
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今回は、「縁の下の力持ちも進化を続ける」というテーマで薬剤師にスポットをあててお話しています。 前回は、薬剤師の大切な仕事として、残薬問題と減薬への取組があるというお話をしました。これら2つは、医療費削減の観点からも、患者さんの健康をケアするという側面からも非常に大事です。ただし、これらを実現するためには、薬を服用する患者さんに薬に対する知識や意識をしっかり持って頂く必要があります。 これを「薬育」と言います。薬に関する知識をしっかり教育していくという意味ですが、この「薬育」を薬剤師戦士ヒーローに託したユニークな地域密着型企業があります。福岡を中心に店舗展開をしている120年程の歴史のある大賀薬局です。実は、大賀薬局はSNSを使った先進的なマーケティングを行うなど、まさに薬局業界の常識を覆すような施策を次々と打ち出している非常にユニークな企業です。 その代表例が『薬剤戦士オーガマン』というヒーローを薬育に起用しているところです。まず重視しているのが、子どもに向けた薬育で、処方された薬を最後まできちんと飲むことの大切さを教えるというものです。秀逸なのは、そうした薬育を受けた子ども達が、両親やおじいちゃん、おばあちゃんに向けて「もっとずっと健康でいてほしいから、このお薬を全部忘れずに飲んでね」と発信するメッセンジャーになってもらうというストーリーがあることです。 特に薬をどうしても飲み忘れることの多い高齢者にとっては、自分の孫は強い影響力あるインフルエンサーになります。薬局にとってもコアターゲットである高齢者のインフルエンサーである孫や子ども達にオーガマンの熱烈なファンになってもらいながら、薬育を子どもから高齢者に波及させていくという狙いがそこにあるわけです。つまり、本来のコアターゲットは高齢者なのですが、その高齢者にどうやって訴えかけるかと考えた時に、影響力のある孫にアプローチしているということです。非常によく考えられた戦略ではないかと思います。 加えて、大人に向けた薬育という観点でいうと、本来薬剤師というのは処方量とか薬の飲み合わせをしっかり確認した上で、医師と相談して薬を減らしたり、薬を飲まなくてもいいように生活習慣のアドバイスや病気予防のお手伝いができること、それが薬剤師の使命であることを発信しています。 今このオーガマンはひっぱりだこで、子どもたちの熱狂ぶりはすごいと聞いています。ショーの後には必ず握手会や記念撮影が行われ、激レアカードや薬育手帳(一般的なお薬手帳の機能に加えて、処方された薬が最後まで飲みきれているかを確認できる仕様になっている)が配布されます。また、オーガマンが登場する「ドゲンジャーズ」という作品がテレビ番組化され、子どもたちの間で多くのファンを増やして、様々なスポンサーもつくようになっているそうです。ドゲンジャーズは、地元から生まれた戦隊ヒーロー達の物語ですが、その中の一人にオーガマンがいます。 この番組を通じて、オーガマンの薬育手帳を発展させた、番組オリジナルのドゲンジャーズの薬育手帳を、福岡だけでなく、全国の薬局に合計100万部も無償配布を始めているそうです。残薬問題等を解決するために、子ども達が家族へのインフルエンサーとして、家族の服薬状態をチェックし、家族の健康を守るヒーローになれるというメッセージを発信しているわけです。 では、今日のまとめです。 縁の下の力持ちは、自らの存在意義を主張する前に、インフルエンサーを巻き込みながら「顧客にとって何が大事か?」 啓発をすることから始めなければなりません。
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今回は、「縁の下の力持ちも進化を続ける」というテーマで薬剤師にスポットをあててお話しています。 前回は、薬剤師の大切な仕事として、残薬問題と減薬への取組があるというお話をしました。これら2つは、医療費削減の観点からも、患者さんの健康をケアするという側面からも非常に大事です。ただし、これらを実現するためには、薬を服用する患者さんに薬に対する知識や意識をしっかり持って頂く必要があります。 これを「薬育」と言います。薬に関する知識をしっかり教育していくという意味ですが、この「薬育」を薬剤師戦士ヒーローに託したユニークな地域密着型企業があります。福岡を中心に店舗展開をしている120年程の歴史のある大賀薬局です。実は、大賀薬局はSNSを使った先進的なマーケティングを行うなど、まさに薬局業界の常識を覆すような施策を次々と打ち出している非常にユニークな企業です。 その代表例が『薬剤戦士オーガマン』というヒーローを薬育に起用しているところです。まず重視しているのが、子どもに向けた薬育で、処方された薬を最後まできちんと飲むことの大切さを教えるというものです。秀逸なのは、そうした薬育を受けた子ども達が、両親やおじいちゃん、おばあちゃんに向けて「もっとずっと健康でいてほしいから、このお薬を全部忘れずに飲んでね」と発信するメッセンジャーになってもらうというストーリーがあることです。 特に薬をどうしても飲み忘れることの多い高齢者にとっては、自分の孫は強い影響力あるインフルエンサーになります。薬局にとってもコアターゲットである高齢者のインフルエンサーである孫や子ども達にオーガマンの熱烈なファンになってもらいながら、薬育を子どもから高齢者に波及させていくという狙いがそこにあるわけです。つまり、本来のコアターゲットは高齢者なのですが、その高齢者にどうやって訴えかけるかと考えた時に、影響力のある孫にアプローチしているということです。非常によく考えられた戦略ではないかと思います。 加えて、大人に向けた薬育という観点でいうと、本来薬剤師というのは処方量とか薬の飲み合わせをしっかり確認した上で、医師と相談して薬を減らしたり、薬を飲まなくてもいいように生活習慣のアドバイスや病気予防のお手伝いができること、それが薬剤師の使命であることを発信しています。 今このオーガマンはひっぱりだこで、子どもたちの熱狂ぶりはすごいと聞いています。ショーの後には必ず握手会や記念撮影が行われ、激レアカードや薬育手帳(一般的なお薬手帳の機能に加えて、処方された薬が最後まで飲みきれているかを確認できる仕様になっている)が配布されます。また、オーガマンが登場する「ドゲンジャーズ」という作品がテレビ番組化され、子どもたちの間で多くのファンを増やして、様々なスポンサーもつくようになっているそうです。ドゲンジャーズは、地元から生まれた戦隊ヒーロー達の物語ですが、その中の一人にオーガマンがいます。 この番組を通じて、オーガマンの薬育手帳を発展させた、番組オリジナルのドゲンジャーズの薬育手帳を、福岡だけでなく、全国の薬局に合計100万部も無償配布を始めているそうです。残薬問題等を解決するために、子ども達が家族へのインフルエンサーとして、家族の服薬状態をチェックし、家族の健康を守るヒーローになれるというメッセージを発信しているわけです。 では、今日のまとめです。 縁の下の力持ちは、自らの存在意義を主張する前に、インフルエンサーを巻き込みながら「顧客にとって何が大事か?」 啓発をすることから始めなければなりません。
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